盆の夜空に追悼花火!高島漁港花火大会


(Nujabes楽曲使用許諾済:hydeout productions)

 お盆恒例行事「高島漁港納涼花火大会」が、8月13日(日)16:30から22:00まで、高島漁港(高島1)を会場に開かれた。
 ダンスや生ライブを楽しみながら、露店が並び同花火大会を盛り上げ、夜には故人を偲ぶ追悼花火を打ち上げ、多くの見物客が訪れて楽しんだ。
takashimahanabi1.jpg 会場の同漁港では、これまで花火見物会場となる岸壁にあった露天や特設ステージを、より多くの見物客に花火が見やすい位置で楽しんでもらとおうと、岸壁から離れた内側スペースに移動。
 昼間から、夜の花火見物の場所取りのシートがカラフルに敷かれていた。14:00からステージ横でスタンプラリーカードを先着200名に無料で配布。500円以上ごとにスタンプ1個・3個集めて、干し物セットやしゃこ、レンガ横丁内飲食店の食事券などが当たる抽選会に参加できる。
 14:30から特設ステージで、スタジオ♪フラッシュのキッズダンスで開幕を飾った。25店が並ぶ露店やイベントを楽しむ家族連れで賑わった。
takashimahanabi2.jpg 15:00からはブルースを得意とするハーバーライツ、16:00からキッズダンスのI Dance Company、17:00から石谷嘉章ソロライブ、18:00からタヒチアンダンスのhiafetia、19:00から北響太鼓特別公演があった。協賛した個人・団体・企業の名前を読み上げた後、20:00から故人追悼花火で始まり、約4,000発の花火が観客を魅了した。
 湾内で、爆音と共に扇型の火花が水面に咲く高島龍神伝説水中花火や、弁天島と防波堤にかかる全道一の長さ200mもの仕掛け花火は「ナイヤガラ」と呼ばれ、花火が滝のように流れ幻想的な光景に包まれ、クライマックスを飾った。
takashimahanabi3.jpg そのほか、コンクール参加の単発型物花火や大玉花火などが次々と打ち上げれ、グランド・フィナーレは、高島漁港大漁祈願花火を豪快絢爛に打ち上げ、見物客から歓声と拍手が沸き起こった。
 同花火大会は、地域住民が実行委員会を立ち上げ、1988(昭和63)年から始まり、今年で30回目となった。毎年お盆期間中の日曜日に開催され、高島地区の住民をはじめ、帰省中の人や近郊からも訪れ、大勢の人を楽しませる小樽の花火大会のひとつとして親しまれている。
 高島花火は、子どもの誕生祝いや大漁祈願、新盆や一周忌・三回忌などの追悼花火と共に、思い出のメッセージを読み上げ、BGMを流し花火を打ち上げるのが特徴となっている。
 関連記事