半世紀の歴史を超えて!第51回おたる潮まつり開幕



 第51回おたる潮まつり(平松正人実行委員長)が、7月28日(金)~30日(日)の日程で、小樽港第3号埠頭(港町)をメイン会場に始まった。
 「半世紀の歴史を超え、潮新時代」をサブテーマに、新たな祭りを作り出すための一歩を踏み出した。
 夕方まで降っていた雨も止み、祭り開催を知らせる「潮ふれこみ」が、18:00に梁川通り商店街をスタート。小樽潮太鼓を先頭に、役員梯団を含む4つの社中が、潮の浴衣で潮音頭と潮踊り唄に合わせて、都通り商店街から中央通り・駅前通り・中央ステージまで華やかな踊りの列が続き、観客を楽しませた。
 先頭の潮太鼓若潮隊は、装飾された2台のトラックに乗り込み、練習の成果を発揮して元気な打演を披露。親隊やハマナス隊の5台の山車が続き、見物客の間近で迫力ある太鼓を披露し、スマホやカメラに収める観光客の姿も見られた。

 役員梯団に続き、藤間扇玉社中・若柳旭輝社中と若柳志乃舞社中・若柳福乃社中・潮梯団の5梯団・約200人が参加し、揃いの浴衣が一層華やかさを増し、潮音頭が夕暮れの町に繰り返し流れ、街はまつり一色に染まった。
 中央ステージ前に次々と梯団が到着し、まつりを楽しむ人々で溢れ混雑が続いた。
 19:30から開祭式が開かれ、松明の炎の中、小樽潮太鼓保存会と小樽若潮太鼓の揃い打ちが鳴り響く中、石狩湾から汲み上げられた御神水が、まつりの安全を祈願して奉納された。
 開祭に先立ち、平松実行委員長は、「我々の先輩が心をこめて作った祭り。小樽の町を少しでも良くしようという心意気で生まれた祭り。どうぞ3日間を楽しんでもらいたい」と挨拶した。
 点灯式では、カウントダウンの掛け声で、一斉に提灯の灯りが灯され、開幕を祝う踊りの輪が続いた。


 20:05から花火大会を実施。色内埠頭から、スターマインや打ち上げ花火など1,000発の花火が打ち上げられ、会場は見物客で溢れ、大輪の花火に歓声が響いた。
 中央ステージ周辺には、122の露店が軒を連ねた。市内大型店をはじめ、実行委員会PRブース・北海道ご当地グルメの小樽あんかけ焼そば親衛隊・第746なよろ煮込みジンギス艦隊・釧路ザンタレなんまら盛り揚げ隊や、後志夏の味覚祭として、きのこ王国や余市観光協会・古平の野村商店・小樽樽観光協わっしょい村も出店している。

 小樽商科大学ブースでは、29日・30日両日11:00から子ども達が楽しめる「潮まつりおもしろじっけん室」を開催。オリジナル和紙のハガキ作り等を予定している。
 中日29日の潮ねりこみは、94梯団約8,000人が出場。13:00に花園グリーンロードを出発する。
 最終日30日は、神輿パレードや潮わたり、高校生吹奏楽ステージが行われ、3,000発の花火が打ち上げるられる花火大会がフィナーレを飾る予定。
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