潮まつり総練習を一般公開 若潮隊86名!



 第51回目おたる潮まつり開幕を3日後に控えた7月25日(火)16:00から、小樽市観光物産プラザ(色内2)前広場で、おたる潮太鼓保存会(木村文彦会長)の若潮隊86名の総練習が、25℃以上の夏日となる厳しい暑さの中、一般公開された。
 同隊は、幼児から小学生までが所属し、今年は、4歳~12歳の男女86名が参加して、潮まつり本番に向け、7月13日(木)13:00から美術館(色内1)地下1階に集まり練習してきた。
wakashiotai1.jpg 参加した子ども達は、お揃いの半纏と白い短パンを着用。雪駄を履き、男の子はねじり鉢巻、女の子は髪を結い飾りを付けて本番と同じ装いで練習に参加した。
 5・6年生以上は、締め太鼓と和太鼓、4年生以下は樽太鼓で、元気良く掛け声を合わせて、リズム良くバチで打ちつけた。その様子を祖父母や家族が見守り、通りかかった見物客も可愛い姿に足を止めて見入っていた。
 指導歴39年の仙福昭雄隊長は、「大きな声を出して!」と檄を飛ばし指導。「今年は5・6年生が多く、まとまりが良い。5・6年生のまわし打ちを、ハマナス隊や親隊と同じリズムに変更した」と話した。
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 5歳から続けている三浦七海さん(6年)は、「もう少し大きな声を出して頑張りたい。ハマナス隊では最後となり楽しく参加し、今後も続ける予定」と話した。七海さんの母親もかつてハマナス隊だった。祖母も毎年、孫の太鼓を打つ姿を見続け、エールを贈っていた。
 同会は、1967(昭和42)年に、第1回おたる潮まつりの開催を機に結成。日本海の荒波に小樽っ子の心意気を叩き上げたものが、”おたる潮太鼓”だ。18歳以上を親潮隊、中高校生をハマナス隊、今回練習した若潮隊は3歳から12歳で構成されている。
 若潮隊は、初日の潮ふれこみ、2日目の潮ねりこみ、最終日には中央ステージで打演を披露し、3日間まつりを盛り上げている。
 総練習は、26日(水)も16:00から同広場前で行われる。雨天の場合は中止。
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