雨で中断 市内小学校の運動会



 5月最後の週末、27日(土)・28日(日)に、小樽市内21の小学校で運動会を予定していた。
 27日は雨のため中止を余儀なくされ、月曜日に延期としたり、28日は空模様を心配しながら開催したものの、雨脚が強まり、途中で中止を決めた学校など、各校それぞれが対応に追われた。
sportsfes1.jpg 統合後、2回目の運動会となった手宮中央小学校(大坂充校長・230名)は、危なげな曇り空の中、グランドの整備が完成し、28日9:00から初めてグランドを使って運動会を実施した。
 前日の大雨の影響を受けず、水溜りなどのない水はけの良いグランドで、雨対応で団体競技を先に実施。8番目のプログラム”組体操”終了時に、雨脚が強くなり、止むなく中止を決定。残りの競技は30日(火)に持ち越しとなった。
 開会式では、大坂校長が、「手宮中央小学校のグランドで行う第1回目の運動会。この日のために毎日練習を重ねてきた。今年のテーマは”勝利をつかめ!全力!協力!努力!”。競技でも係活動でも、仲間と協力し、全力で取り組み、努力の成果を発揮する最高の運動会にしましょう」と激励した。
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 赤組と白組の応援力の見せ所となる応援合戦では、お互いの強さをアピールし、元気な声がグランドに響いた。
 1・2年生の紅白玉入れ、3・4年生は台風34号、5・6年生は竹取物語と、チームワークが勝利の鍵となる団体競技が続き、3つの競技すべてが赤組の勝利となった。
 引き続き、可愛らしく踊る1・2年生のリズム体操や3・4年生の手宮中央ソーランの演舞。よさこいの「よっちょれ」に合わせて、グランドいっぱいに踊る姿に拍手が贈られた。
 5・6年生80名が参加した組体操は、仲間を思いやりながら練習の成果を披露した。最初に1人技、2人技と段々と難度が増した。息を合わせた13基のタワーなど、痛みや重みに耐えながら技を完成させ、保護者らは、わが子の頑張る姿をビデオに収めていた。

 この後、雨が本降りとなり10:45に中止が決定、30日9:00から残りの競技を再開する予定となった。
 赤組応援団長・金澤優真君(6年)は、「天気が悪かったが、みんな張り切り元気に応援してくれていた。最初は緊張したが、大きな声を出せて良かった。みんなと力を出し合い、息を合わせて頑張った。最後の運動会となり、思い出に残る運動会にしたい」と話した。
 手宮中央小学校