こどもの読書週間 図書館と水族館のコラボ第2弾


childbook1.jpg 市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)は、こどもの読書週間(4月23日~5月12日)に合わせ、読み聞かせ等のイベントを企画した。
 子ども読書の日と定める4月23日(日)は、同館児童室で13:30から「おはなしのへや」を実施。同館職員による読み聞かせが行われ、大型絵本「はらぺこあおむし」やカラーパネルシアター「こいのぼり」を、約30名の親子が楽しんだ。
 また、同館1階エントランスで、おたる水族館とコラボ第2弾「おたる水族館とくべつ展示」が同日から始まった。(5月12日まで)
childbook2.jpg 鮭を飲み物のように丸呑みするトドや夕日を浴びるトドのダイビングショー、顔に特徴のあるフサギンポなどのパネル9枚を展示。同水族館・伊勢伸哉館長をはじめ、5名の飼育員が海の生き物に纏わるお奨め本を、顔写真とコメント付きで紹介。合わせて、海の生き物に関連した本約50冊を展示し貸出している。
 小学校の国語の教科書にも載っている「スイミー」を紹介するのは、同館・神前和人学芸員。「描かれている海の世界が、とても美しく海への興味を持つきっかけとなった。それぞれに個性と役割があり、チームの中で個性をどう生かせるかを考えることの大切さに気づける奥深い本」とコメントしている。
childbook3.jpg 角川獣医師は海に住む鮭のピリカの物語「ピリカ おかあさんへの旅」を、三宅教兵飼育員は、父の本棚で見つけより魚好きにしてくれた本「オーパ」を、伊勢館長は、シートン動物記とファーブル昆虫記をお奨め本に挙げた。
 鈴木館長は、「貴重な海の生き物のパネルが展示され、お奨め本のコメントを見て借りる人もあって、本を借りる時の活用にとても良い。図書館で水族館を味わい、生物の生態を知り現物を見るために、実際に水族館へ出かけてもらいたい」と話した。
0430dokoikuno.jpg 図書館と水族館との連携は、昨年、本気プロの学生が図書館活性化を課題に活動し、12月に両施設が協力して初イベントを企画。2つの施設を繋ぐきっかけを作った。関連記事
 30日(日)10:30から同館1階児童室で、こぐれけいすけ作絵本「どこいくの?」の最後の1ページを当日完成させ、同絵本を読み聞かせ披露する予定。関連記事
 5月7日(日)14:00から同館2階視聴覚室で、人形劇サークル「ぐうちょきぱあ」による人形劇「おおきなかぶ」、ペープサート「三枚のお礼」の上演を予定している。
 市立小樽図書館
0423-0507childbook.jpg