全道火災予防運動!フェリーターミナルで訓練



 小樽市消防本部は、平成29年春の全道火災予防運動(4月20日~30日)の啓発活動の一環として、20日(木)15:00から、新日本海フェリー株式会社小樽本店(築港7)で火災防御訓練を実施した。
 訓練の目的は、自衛消防隊と消防機関が連携し、初期消火活動・乗船客の避難誘導・消防隊による放水活動など火災防御訓練を実施し、災害対策を確立し、市民及び施設関係者に火災予防の意識の高揚と啓発を図る。
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 同本部40名・第15消防団4名・同社小樽本店自衛消防隊15名が参加。指揮車・ポンプ車・タンク車・作業工作車・救急車・ハシゴ車など消防車両9台が出動した。
 同小樽本店(鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ5,141㎡)2階レストラン厨房から出火したとの想定で訓練を実施。
 はじめに同自衛消防隊が初期消火し、119番通報及び避難誘導を行い、その後、消防隊が消火活動を実施した。
 逃げ遅れた要救助者を2階からハシゴ車を使って救出。建物横の駐車場を活用して、救護所(エアーテント)を設置し、避難者を待機させ、負傷者へ応急手当を行い、救急車で病院へ搬送した。各支署の放水隊と消防団の6ヶ所から一斉に放水し、訓練終了。
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 宮越繁喜消防署長は、「万が一あってはほしくないが、火災が発生した場合に、その被害を少しでも最小限にするためには、災害が発生した初期の段階で、施設関係者と消防が連携し、迅速に適切な対応をする必要がある。その意味では、両機関の初動体制や連携について充分確認することができた」と講評を述べた。
 4月22日(土)13:30~15:30には、ウイングベイ小樽(築港11)5番街2階ハイタッチコートで、住宅防火機器展示会を実施する予定。
 平成29年の市内の火災発生件数は、前年同月と比べ2件減の8件。3月を見ると、前年同月と比べ1件多い4件となっている。
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