小樽市内で三カ所目の屋台村となる「おたる屋台村ろまん横丁」(稲穂1・サンモール一番街アーケード)が、4月7日(金)17:00にオープンし、大勢の市民で賑わった。
16:30からスタートしたオープニングセレモニーでは、おたる潮太鼓の打演に続いて、寿し処彩華を経営する同横丁店主会・永山亮会長が、「オープンに際し、微力ながら貢献できることを大変光栄に感じ、地域活性化としての取り組みであることに、身の引き締まる思いです。市民や観光客の皆様には、ろまん横丁をお引き立ていただくようお願いします」と挨拶した。
続いて、同横丁を運営する西條保全株式会社・西條文雪代表取締役が挨拶し、同横丁のオープンの目的が「中心市街地の活性化と夜の賑わいづくり」「後志の食材を使った食の文化の発信」であることを説明し、起業家を支援したいとする思いも話した。
和風居酒屋「和バルTAKU」を開店した菊地拓也さんは、市内の和食店で11年間、料理人としての腕を磨き、この度、同横丁のオープンに合わせて独立を遂げた起業家の1人だ。
菊地さんは、「揚げ物や天ぷらが得意なのと、大阪で見られるようなソース二度づけ禁止の串揚店が小樽には無いので、屋台村の雰囲気にも合うと思って開店しました。ぜひ、自慢の串揚げと天ぷらをたくさんの方に食べてほしい」と話した。
また、焼きそばとステーキの「TEPPANてつ屋」を開店した大石哲也さんは、「ソース焼きそばを提供する店が小樽市内にはあまりないと思い、ソース焼きそばをメニューに加えました。濃厚魚介ダシで麺を炒め、数種類のスパイスとフルーツを使った化学調味料無添加のオリジナルソースが自慢。ぜひ一度召し上がってください」と、話した。
同横丁には、上記2店の他に、カジュアルバー「CARROLL GARDENS」、咖喱酒場「ケラン」、和食・居酒屋「和風だし伊藤圓」、寿し処「彩華」、牡蠣と肴・旨い飯「KOI-CHAN」の5店、計7店が並ぶ。
新たな7店と向いのレンガ横丁13店と合わせ、20店となった屋台村。西條社長は「小樽では夜遅くまで開いている店が少ないので、レンガ横丁とろまん横丁の2つで、相乗効果を高め、市民や観光客の期待に応えたい」としている。
これからは春の観光シーズンが始まり、パワーアップした屋台村は、小樽の新名所として、さらに多くの人々との交流が生まれる場になりそうだ。
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