後志の風景描く 越後光詞個展


echigo1.jpg 仁木のアトリエへ通う道中の風景を描いた「僕の細道 あした帰る きょうまた旅」と題して、越後光詞風景画展が、3月29日(水)~4月2日(日)に、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーとサロン・ド・宮井(花園1)の2会場で開かれている。
 美術館会場は、札幌宮の沢からアトリエがある仁木までの通い路で、気に入った風景を切り取った15号から100号まで16点と版画作品4点の計20点を展示。
 越後氏は、1949年高山市生まれ。札幌・東京・京都・大阪などで、主に個展で発表。
水彩・油彩・アクリルで、抽象画を主に描いているが、今回は、同館での開催とあって、後志の風景画を集めた。
echigo2.jpg 張碓の採石場の建物や、朝里から見た市街の風景画は、見慣れた風景と足を止めて見入ったり、大胆な色使いと独特な作風が来場者に印象付けた。
 その日によって、奥沢を通ったり、最上を通ったり、気が向いた路で出会った風景を写生した。塩谷伍助沢の春の風景、蘭島の山間の道、仁木の大黒山など、青々とした木々を緑濃く描いた作品が、真っ白な会場に浮かび上がった。
 越後氏は、「アトリエまでの道は、どこを通っても良い風景が広がり、作品が増えた。多くの方に観ていただきたい」とPRした。
 越後光詞風景画展 3月29日(水)~4月2日(日)10:00~17:00(最終日15:30)
 市立小樽美術館(色内1)、サロン・ド・宮井(花園1) 入場無料