読書手帳やお楽しみ袋! 図書館初の試み


otarubook1.jpg 市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)は、新たな取り組みとして、読書の記録を残す「読書手帳」を配布し、様々な本に出会う機会として「子ども図書館お楽しみ袋」の貸出を開始した。
 読書手帳は、図書館で本を借りた時に発行されるレシートを貼り手帳に残しておくもので、どんな本を借りて読んだのか記録できる、薬手帳形式のノートを初版300部発行した。
 子どもから大人まで借りて読んだ本の記録を残したいすべての人を対象としている。1回に10冊まで借りることができ、1冊にレシート24枚分が貼れるので、最大240冊分を記録できる。
otarubook2.jpg 同館では、本を返却した時点で履歴などは消され、一切残らない仕組みになっているが、以前から読書記録に関する問合せがあった。他の自治体では、専用機械が印字して通帳に記録するものもあるが、同館では、初の試みとして手作りの手帳を制作し、今後、見直していく予定だ。
 子ども専用には、平成25年におたるっこノートを発行し読書の記録を残すよう配布している。読書手帳の希望者は、同館カウンターや移動図書館車で無料配布している。
 また、春休みの子ども達に図書館お楽しみ袋を、親子用12セット・低学年用10セット・高学年用8セットを用意し、同館入り口ホールに並べ3月18日(土)から貸出を開始した。
otarubook3.jpg お楽しみ袋とは、図書館司書や学校司書がテーマを決めて選んだ3冊を、中が見えないようにして英字新聞で作った袋に入れたもの。2週間の貸出をしている。
 テーマから選び、どんな本が入っているかは、借りてからのお楽しみ。親子セットでは「カレー」や「防災」など、低学年セットは「どろぼう」や「さんすう」など、高学年は「まほう」や「スポーツ」などをテーマにした3冊が入っている。30セットがなくなり次第終了となる。
 鈴木館長は、「どんな本が入っているかは、開けてからのお楽しみ。自分では選らばない本が入っていたり、この機会にいろいろな本を読んでもらいたい」とPRした。
 市立小樽図書館