後志管内24団体集結!吹奏楽フェスティバル



 毎年、春分の日の恒例となった「後志吹奏楽フェスティバル」が、3月20日(月)12:00から16:00過ぎまで、小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれた。後志最大の演奏会とあって、来場した約900人が楽しんだ。
 14回目を迎えた同フェスティバルは、同実行委員会(佐藤誠一委員長)が主催。春の催しとして市民に定着し、過去最多の24団体が集まり、蘭越町立蘭越中学校と仁木町立銀山中学校の吹奏楽部が初出演した。
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 18のプログラムが2部に分かれて、各団体の持ち味を活かした2曲もしくは3曲を演奏し、観客からは温かい拍手が贈られた。
 後志管内の中・高・社会人が結成する吹奏楽団にとっては、日頃の練習の成果の発表の場で、また、中学校や高校では、3年生が卒業で抜けた後の初めての演奏会となり、力が試される日でもある。ソロ演奏も組み込まれ、集中して演奏する姿は堂々としたものだった。
 一方、社会人の団体は、メンバーがひとつになり安定した演奏を披露。佐藤実行委員長が率いる「小樽ウィンド・アンサンブル」は、約50名の会員が迫力ある演奏を繰り広げ、観客を魅了した。
susougaku2.jpg 見所のひとつである合同演奏は、昨年災害があった北海道を元気付けようと、「上を向いて歩こう」を選曲。委員長の指揮の下、出演者全員24団体・335名がステージに上がってフィナーレを飾り、4時間にも及ぶ演奏会は終演した。
 同委員長は、「最初は今の半分くらいの団体でスタートした。参加を希望する団体も増え、最多の24団体が集まった。中学校や高校の吹奏楽部は3年生が抜け、1・2年生だけでサウンド作りを始め、発表の場に向けて頑張っている。みんな楽しく演奏していた」と話した。
 昨年まで桜町中学校吹奏楽部に在籍していた大西胡桃さん(16)は、「桜中の演奏を聴いて、自分がいた時よりも成長したと思った。進学した高校では吹奏楽部がないが、また演奏したい」と話した。
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