10周年 CoCo Beansクラフト教室作品展


 おしゃれな手作り作品を展示する、CoCo Beansクラフト教室作品展が、3月15日(水)から20日(月・祝)まで市立小樽美術館(色内1)多目的ギャラリーで開かれている。
cocobeans1.jpg 10回目に相応しい作品展のテーマは、”anniversary(アニバーサリー)”。主催するYukiさんが、市内で指導する生徒7名と自らの作品のメタルエンボッシングアート・カリグラフィー・グラスアート・タティングレース・シルエットアート合わせて約100点を展示している。
 Yukiさんは、日本メタルエンボッシングアート協会認定師範、日本グラスアート協会認定講師、日本手芸普及協会カリグラフィー指導部門、アシーナ認定プレモ講師、ポーラセーツ倶楽部インストラクターの5つの資格を持ち、アトリエ教室(稲穂5)、道新文化センター、イオン小樽パンドラハウスでクラフト教室を開催。市民にクラフトの素晴らしさや楽しさを伝授し、講師の育成にも力を入れ、これまでに、7名の講師を育て、その上の師範を目指す人を応援している。
cocobeans2.jpg Yukiさんが一番力を入れているメタンエンボッシングアートは、ロシア・ヨーロッパで何世紀も前から職人達によって伝承された技術を現代的にアート化したもので、鉛を錫でコーティングした金属シートを使い、凹凸などを付ける技法を施す。すでに師範の資格を持っているが、年3回は大阪に通い学び続けている。研究科では、難しい人物に取り組み、会場にもいくつか紹介している。
 コンクールに向けて製作した「大和言葉」は、日本発祥の扇子や折鶴など、和をテーマにゴージャスな雰囲気を醸し出した作品。このほか、アクセサリーなどもあり、来場者の目を楽しませている。
 専用のペンとパーチメント紙を使う西洋書道のカリグラフィーで、今回の10周年やテーマのanniversaryを入れたボードは、イタリック体の文字のほか、一筆書きの葉や花も添え手描きの魅力を伝えている。
cocobeans3.jpg その他、ステンドグラスのような作品のグラスアートや、昨年のデモンストレーションした、特殊フィルムを使って彩色することができるシルエットアートを完成させて展示。
 シャトルと呼ばれる専用の小さな糸巻きに巻いた糸を使って結び目を作っていくタティングレースを始めて4年目となる笹岡昭子さんは、昨年、娘の結婚式にリングピローを手作りし、今年は、5月に生まれる初孫のためにベビードレスを制作し展示した。まさに、今回のテーマ”anniversary”に相応しい作品となる。
 期間中、会場では、Yukiさんによるシルエットアートの制作工程のデモンストレーションを実施。「10回目となり、生徒や皆さんのお陰。日々努力している素晴らしい作品を観に来てもらいたい」とPRした。

 第10回CoCo Beans クラフト教室作品展
 3月15日(水)〜20日(月)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
 CoCo Beans 関連記事