龍宮神社で榎本武揚を語る!雪あかり最終日2/12


ryugujinja1.jpg 小樽雪あかりの路・最終日2月12日(日)に合わせ、龍宮神社(稲穂3・本間公祐宮司)では、14:00から同神社併設のいなほ記念会館1階武揚殿で、榎本武揚直系の曾孫・榎本隆充氏(東京農大客員教授)を招き、「榎本武揚のシベリア横断旅行」と題して講演会を実施する。
 講師の隆充氏は、1935(昭和10)年東京に生まれ、「近代日本の万能人『榎本武揚』」や「榎本武揚未公開書簡集」など、榎本氏を題材に多数の書物を出版。各地で講演活動を実施している。2008(平成20)年、榎本武揚没後100年祭の講演会でも来樽している。高齢ということもあって、今回が最後の講演となる見込みだ。主催は、龍宮神社・講演会実行委員会。
ryugujinja2.jpg 日本の変革期に活躍したした偉才・榎本武揚は、1874(明治7)年に、樺太千島交換条約のため、初代ロシア公使としてペテルブルクに赴任。ロシア公使の職を終えた1878(明治11)年、古馬車で2ヶ月間費やし1万3,000kmにも及ぶシベリア横断をする。
 また、北海道の開拓にも尽力し、小樽発展の礎を作り、1876(明治9)年に、移民の安寧を図るため「北海鎮護」と献願し社を建立。2009(平成21)年には、境内に榎本武揚の銅像が建立され、自筆の書や肖像画が飾れ、龍宮神社とは深い関わりを持つ。
 最近、同神社に寄贈された榎本武揚直筆の屏風を、今回初公開する。大きくて立派な屏風を広げ、それをバックに隆充氏の講演会を開き、また、同氏所有の貴重な品々を展示する。
0212buyoenomoto1.jpg

 本間宮司は、「榎本武揚さんの直系の御子孫よりお話しを伺える大変貴重な機会となり、現在の社会では想像がつかない、当時の苦労話や日本と諸外国との外交問題に命をかけて戦ってきた話を聞くことができる。また、未公開の立派な屏風をバックに講演する予定で、榎本先生所蔵の貴重品も持って来られるとのこと。ぜひ、多くの方にご覧いただきたい。講演を聞き、明治期の日本というものを思い描いていただきたい」と話した。
 講演会終了後、16:00から同会場で、懇親・交流会を実施し、隆充氏と楽しく語る機会を設けた。
 講演会は定員120名(先着順)で参加無料。交流会は会費3,000円。申込は、名前・住所・電話番号を記入して、FAX(0134-31-5888)で。問合せ:0134-22-4268 龍宮神社社務所
 関連記事
0212buyoenomoto.jpg