没後84年! 2/20(月)小樽多喜二祭 (2017/02/02)

 小樽多喜二祭実行委員会(寺井勝夫実行委員長)は、小樽が生んだ日本プロレタリア文学の代表作家・小林多喜二の没後84年目の命日2月20日(月)に、今年も「小樽多喜二祭」を開催する。

 13:00から、多喜二が眠る奥沢墓地(奥沢5)で墓前祭を、15:00から小樽経済センタービル(稲穂2)4階ホールで記念のつどいを開く。

 小林多喜二(1903.10~1933.2)は、秋田生まれの小樽育ち。小樽高商(現小樽商科大学)で学ぶ。文芸雑誌に数多くの作品を投稿し文壇デビューを果たし、蟹工船などの名作を生んだ。当時の治安維持法違反容疑で特高警察に逮捕されても、信念や思想・政治的立場を変えなかったため、29歳という若さで拷問によって虐殺された。

 多喜二祭は、終戦の翌年1946(昭和21)年から、多喜二の生涯を偲ぶ者達が集まり1949(昭和24)年まで開催され、一旦中断。その後、1988(昭和63)年の没後55年に復活し、今年で29回目となる。

0202takijisai.jpg 大阪・東京・秋田・神奈川、道内では釧路・江別など、多喜二を偲ぶ会が開かれている。

 これまで墓前祭へは、JR小樽駅から送迎バスを用意していたが、今回は、小樽市民は路線バスで、市外からの参加者に限り、ホテル・ドーミーイン前から実行委員の送迎車を12:00と12:30に利用できるよう変更した。

 多喜二が眠る奥沢墓地では、前日に実行委員が雪かきをして道をつけた道路を歩き、多喜二の墓前で、寺井実行委員長らが挨拶。多喜二へ熱い思いを込めてメッセージを読み上げる。参加者は、実行委員会が用意した赤いカーネーションをで献花し、多喜二へ思いを馳せる。

 記念のつどいでは、これまでの小樽市民センター(色内2)から、小樽経済センタービル(稲穂2)4階ホールに場所を変更し、15:00から実行員会メンバーの大地巌氏が書き下ろした「多喜二と小樽」を市民5人による群読を行う。

 多喜二が獄中から、童謡作家の村山籌子(かずこ)氏に宛てた手紙の一節(旭展望台多喜二文学碑に刻まれている)や、母セキの遺品の中から発見された詩を盛り込み、セキや多喜二が登場する25分ほどを群読。

 特別出演として、福島県から琴古流橘梁盟氏による多喜二追悼の尺八独奏を披露する。

 記念講演は、「多喜二の火を継ぐ小樽の人々」と題して、治安維持国賠同盟北海道本部宮田汎会長が、15:40から17:00まで講演する予定。引き続き、1965(昭和40)年旭展望台に建立した碑にまつわるエピソードを交えて、多喜二への思い「私と多喜二・文学碑のこと」を、寺井実行委員長が特別報告する。

 寺井実行委員長は、「国民の自由が奪われた時代であってもペンを武器に、民衆の平和と幸せを願う活動に命をかけて戦った小林多喜二の生き方は、現代の時代にも大いに活かされている。多喜二の鮮烈な生涯を知っていただく機会として、多喜二祭に参加していただきたい」と話した。

 来年は、没後85年、多喜二祭30回目の節目を迎える。

 記念のつどい 2月20日(月)15:00~18:00
 小樽経済センタービル(稲穂2)4階ホール 参加料1,000円・高校生以下無料
 問合せ:080-6099-1815 小樽多喜二祭実行委員会(大地巌)

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