65歳以上の救急搬送過去最高!平成28年火災・救急状況


 小樽市消防本部(明井隆生消防長)は、2016(平成28)年1月から12月までの小樽市の火災発生状況等及び救急・救助出動等についてまとめ、1月10日(火)付で発表した。
 ●火災の状況
 火災発生は、前年より8件少ない40件で、死者は無く負傷者は5名。火災種別では、建物火災24件(26件)・車両火災11件(11件)・その他の火災5件(11件)。( )内は2015年の件数。
 建物火災の焼損程度別では、全焼7件(8件)・半焼0件(1件)・部分焼7件(6件)・ぼや10件(11件)。損害額は、前年116,859千円より90,668千円少ない26,191千円だった。
 出火原因は、ストーブが最も多い5件、コンロ、電灯・電話等の配線、配線器具3件、たばこ、火遊び、放火の疑いが2件。
 ストーブに可燃物が落下する、コンロを放置・忘れることで出火に至った。
 ●救急の状況
 救急出動件数は、前年より14件少ない6,399件で、搬送人員数は、前年より11人多い5,870人。事故種別では、急病が3,555件と最も多く、一般負傷1,083件・転院搬送1,041件、交通事故は前年より68件少ない250件、労働災害も前年より12件少ない172件。
 搬送者の内、65歳以上が過去最高の3,944人で全体の67.2%を占め、前年より87人増加している。
 ●救助の状況
 救助出動件数は、前年より2件多い139件。事故種別では、火災4件(3件)・交通事故29件(26件)・水難事故12件(13件)・自然災害0件(2件)・機械事故2件(0件)・建物事故3件(2件)など。
 その他89件の内、安否確認を含む施錠解放等の出動が59件で、一人暮らしの安否確認の要請が前年より8件増えている。
 小樽市消防本部HP
 平成28年火災・救急状況