潮陵高美術部100回目! 白潮会在卒合同展


 小樽潮陵高校美術部”白潮会”の作品展が、1月13日(金)から、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで始まった。
 1913(大正2)年に創設された同部は、今年で100回目の作品展を迎え、それを記念して、現役学生14名の25点と、遠くはハワイから卒業生23名の油彩・水彩・色鉛筆画や版画など、元顧問5点の作品を展示する合同展を開催している。これまでの歴史を振り返る年表も展示され、会場いっぱいの作品に市民やOB・OGらが訪れている。
hakutyoukai2.jpg 合同展は10年ごとの節目に行われ、61期卒業生で東京在住の梅村勝さん(日本美術家連盟会員)も作品を出展。会場で作品を鑑賞した梅村さんは、50回目に部長を務めた。今回の作品は、小樽公園から平磯岬方面を見た風景画「岬のある風景」を出展。元顧問の作品等を鑑賞して懐かしみ、「学生の作品は、丁寧に取り組んでいる。白潮会で育ち、美術が生活の基盤だった」と当時を振り返った。
 空間全体を作品として体感するインスタレーションの現代アート作家の74期生・谷口明志氏も参加している。
hakutyoukai3.jpg 現役の学生は、1年から3年生まで女子ばかりの14名が、油彩を中心に25点を出展。高文連や全道学生美術展を活動の基盤にして、個人それぞれが製作に励んでいる。
 顧問の八重樫善照教諭は、「卒業生も参加し、お互いに鑑賞し合い刺激となることを期待している。足元が悪い時期ではあるが、ぜひ会場に足を運び、美術部の歴史や活動を知ってもらいたい」と話した。
 北海道小樽潮陵高等学校美術部・白潮会「第100回記念存卒合同白潮会展」
 1月13日(金)~22日(日)10:00~17:00(最終日15:00)・月曜休館
 市立小樽美術館(色内1)多目的・市民ギャラリー 入場無料