冬本番へ向けて! 市の雪対策本部発会式


 12月に入り、いよいよ冬本番を迎えた小樽市は、1日(木)、平成28年度小樽市除雪対策本部を設置し、本格的な降雪に対応できるよう準備を整えた。
 9:00から除雪対策本部発会式が、市役所(花園2)別館4階第3委員会室で開かれ、上林猛本部長(副市長)をはじめ、建設部・産業港湾部で構成する114名のうち、約40名が出席した。
josetsuhonbu1.jpg 今(2016)年度は、11月6日(日)に最上地区方面の除雪に初出動済みで、昨(2015)年の初出動日(11月25日)より19日早く、例年に比べても早い出動となった。
 上林本部長は、「昨年来、多くの除雪に係る改善点ひとつひとつを積み上げ、検証しながら今年を迎え、森井市政になってから本格的な執行は今年からとなる。きめ細やかな除排雪をテーマに取り組んできた。
 排雪に関してのこれまでの考え方の違いから、住民から様々な意見をいただき、全体的に言えば、約13億の予算の中で、補正をせずに執行できたことは、まさにこれまでの委託業務に任せっぱなしの体制から、市民に行き届いた業務ができるかどうか、昨年かけて検証した結果。
 今年度予算の中で、きめ細やかな除雪を行いながら、予算の範囲で効率的な業務を行うことは大変なことと思うが、市民のため、我々の与えられた任務である。できるだけ少ない予算で、できるだけ綺麗な除雪をして市民に喜んでもらうことが課せられた使命」と激励した。
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 これに伴い、市役所消防庁舎6階の第1会議室を除雪対策本部とし、上林本部長と相庭孝昭建設部長が看板を掲示した。
 雪対策本部の業務は、12月1日から平成29年3月31日までとし、除排雪を実施する路線は513km。職員114名は、総務班・除雪事業班・道路占用班・落雪防止班・港湾班・雪崩対策班・市営住宅班の7つの班で構成され、それぞれの業務を遂行する。
 平成27(2015)年度の除排雪費は12億4,117万円で、平成26年度の過去最高17億1,000万円より4億7,000万円の減。累計降雪量495cm(584cm)、最大積雪深は89cm(140cm)で、平年と比べても雪が少なかった。( )内は平成26(2015)年度の数値。
 雪国の小樽で快適な冬を過ごせるような除雪体制に、市民の期待が寄せられている。
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