国境超えたハーモニー! 姉妹都市ジョイントコンサート

 ナホトカ・小樽姉妹都市提携50周年記念ジョイントコンサートが、10月29日(土)15:00から、小樽市民センター・マリンホール(色内2)で開催された。主催は小樽市姉妹都市提携委員会(委員長:森井秀明市長)。
1029nafotokacon1.jpg 同コンサートでは、ゴレロフ・ナホトカ市長の挨拶の後、使節団として来樽したロシア伝統楽器ナホトカ市立交響楽団が、ロシア民謡の「カチューシャ」や「モスクワ郊外の夕べ」などの御馴染の曲を含めた全16曲を演奏。
 民族服に身を包んだ楽団に会場は期待感も高まり、ボーカルのスミルノーヴァ・マリーヤさんは、曲に合わせて衣装を変えるなど、450席全て埋めた観客は、ロシアムード溢れるステージを楽しんだ。
 第2部では、小樽三曲協会が箏と三絃、尺八による「六段の調べ」を演奏すると、客席で聴いていたナホトカ市の職員らが、さかんに演奏の様子を撮影する姿が見られた。
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 第3部で、同楽団と雅貴代会とで、ロシア伝統楽器と箏によるジョイントを行い、「さくら」、「トロイカ」、「カリンカ」、最後にロシアでも大ヒットした「恋のバカンス」の4曲を演奏。耳慣れたテンポの良い曲に、会場からは手拍子が起こり、最後は惜しみない拍手が続いた。
 会場を訪れた市内の50代女性は、「哀愁ただようロシア民謡は本当に素晴らしかった。箏ととのジョイントは、音色も良く合っていたし、よく4曲も練習しましたね」と話していた。
 同楽団は、プロの音楽家の集まりで、ナホトカ市立オーケストラの称号が与えられており、ロシアの伝統と音楽の伝承・保存を目的に活動している。
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