分区条例見直しか? 市長定例記者会見 (2016/10/14)


 10月14日(金)11:00から、小樽市役所(花園2)本館2階市長応接室で、森井秀明市長の10月定例記者会見が行われた。

 市長との質疑応答では、市議会第3回定例会で質疑が集中したことに記者の関心も集中した。

 最初に、商工会議所を新幹線新駅周辺のまちづくり策定会議に正式メンバーとして参加させていないことに関する質問に対して、「商工会議所と私との間で、『市民のためにどうしていくのか』という点で違いがあると思っており、私は生活している人々を大切にする政策を第一にしたいという思いを持っており、商工会議所は経済界の代表の方々だから、経済政策を中心にやってほしいという思いがあるだろうから、私の考えとの間に差が大きい。市政は私の考えで動いているので、その変化を受け止めて会議所も変わってほしい。

 過去からの市と会議所の関わり方も、自分が市長になったのだから今までどおりにはいかないということについても、商工会議所には考え方を変えてもらわなければならない」と、商工会議所に対する考えを述べた。商工会議所関連

 また、「新幹線に関する取組みは、道南の諸都市では、商工会議所と自治体が一緒にやっているが、小樽市は商工会議所を今後、新幹線に関わるまちづくりの正式メンバーに迎え入れることはないのか?」との質問に、「現行では分からない。新幹線新駅の策定会議に限らず、市政の中で、商工会議所は経済の枠組みの中で取り組むものと思うので、経済の枠組みの中で市と商工会議所が切磋琢磨して、時には連携し、議論をぶつけ合うのが本来の姿と思っている」と話した。

 新幹線に対する森井市長の期待を尋ねられ、「新幹線駅が出来ることによって、観光客が小樽に来る手法が大きく変わると思う。倶知安や函館、東北との距離が近くなり、人の流れが変わるので、小樽の魅力と連携が今までと違った形で表れてくるだろうと思う」と語った。

1014mayer.jpg 次に、高島漁港区の観光船事業における問責決議に対する受け止めを聞かれ、「重く受け止めており、市に不適切な状況はあったので、その改善をしっかりやっていくことや、漁業者の意見を聞きながら円満に解決するように努力することが問責に対する責務と感じている」と述べた。

 「違法に係留している状態を知りつつ森井市長が係留の許可を出したということか?」との質問に、「それは認識がずれている。観光船事業者の不適切な状況はあったが、市は許可要件に従って対応している」と答えた。

 「今回高島漁港区では、事業者が許可を受ける前に好き勝手にやっていることが、次々と明らかになっているが、こういうことは許されるものなのか?」との問いに、「許す、許さないは、市では何とも言えない。市の責務は許可に関する資料の提出を受け、許可を出していく。出されている資料が許可要件に整っていれば、許可を出す。不適切な状況には是正措置をしていく」と答えた。

 今回、観光施設の建築について、市が分区条例で適用した許可要件は、屁理屈だと指摘されていることを聞かれ、「法令に則って行っており、屁理屈だとは思っていない。漁師の方々が心配しているのは分かるが、経済事情に伴う取組みを、市がブレーキをかけるとかやめさせるということは出来ない。許可については要件が整っていれば市とすれば出さざるを得ない」とした。

 森井市長は、今回の高島漁港区の観光施設建築に関して、分区条例の「水産関係施設の従事者や利用者のための飲食店又は物販店」であることという許可要件に、観光施設の飲食コーナーが当てはまると市が判断した結果、許可要件に適合するとして許可をしている。

 また、浮き桟橋の設置に関する許可についても、港湾法の「周辺の施設や活動等に支障を与えていない」と市が判断した結果、許可要件に適合するとして許可をしている。議会では、このいずれとも市の判断に誤りがあるのではないかを、再三指摘されているのにも関わらず、結局、市長は納得出来る説明をしていない。

 森井市長は、「観光船事業者に対する分区条例の許可要件の適用について議会で指摘されたことを受け、全ての他の事業者等の現状も分区条例に適合しているのかを確認作業をしている」ことを明らかにした。その上で、「(分区条例の)内容の精査や改善策の形が出来たら、皆さんにお知らせしたい」という、分区条例の見直しを示唆する発言をした。

 高島漁港区の問題では、事業者が好き勝手をやっているのを、市は後追いで許可を出しており、すっかり事業者に振り回されている格好になっている。先にやったもの勝ちを黙認しているような状態だ。その結果、一方では漁業者が泣きを見る状況が生まれている。

 森井市長は「観光船事業者オーナーから事前に観光船事業をやりたいという話を聞いていた」ことを明らかにしたが、今回の高島漁港区の件は、観光船事業の施設が漁港区に建築され、観光船が漁港内を航行した場合の影響をしっかりと事前に調査検討した上で、それぞれの法令の許可要件に適合するかどうか判断をする必要があった。

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 市長が本会議で「問題が起きたら全て私の責任だ」と言い切った言葉が、今、重くのしかかっている。市では、遅きに失したが、現在、漁業者との話し合いの場の設定を調整しており、森井市長が議会で自ら出席するかを協議中としている。

 さらに、森井市長が就任前の4月28日に元総務部長から人事案を受け取ったということについては、議会で「衝撃を受けた出来事」と話したわりには、受け取り場所を覚えていないことに対し、「通常は、ショックを受けるような出来事であれば、相手の表情やその場のシーンは脳裏に焼きつくものだと思う。複数で打ち合わせをした市長応接室から正面玄関までは基本的に部屋はない。森井市長は立ち話ではなかったと言っているので、元総務部長と2人きりになれる場所は、せいぜい副市長室か総務部長室しかない。副市長室はまだ貞村前副市長が在職していたので使えない。それでは総務部長室しかないのではないか?それでも思い出せないか?」との問いに「思い出せない」と無責任に答えた。

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 次回の市長定例記者会見は11月4日(金)11:00の予定。関連記事

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