密輸撲滅に協力を! 街頭キャンペーン


 財務省関税局(税関)では、5月と10月に薬物及び銃器取締強化期間として、特別取締を実施している。
mitsuyubokumetsu1.jpg これに関連して、10月6日(木)15:00から、JR小樽駅前で「薬物乱用防止啓発等街頭キャンペーン」を実施した。駅を利用する旅行者や一般市民に、啓発物200部を配布し、薬物乱用の防止や密輸に関する情報提供の協力を呼びかけた。
 小樽警察署8名と小樽海上保安部5名・函館税関小樽税関支署5名の計18名が参加。北海道警察シンボルマスコットのほくとくんと海上保安庁マスコットキャラクターのうみまる、税関イメージキャラクターのカスタム君も登場し、会場を和ませた。
 函館税関管内(北海道・青森県・岩手県・秋田県を管轄する)における関税法違反事件の概要は、平成27年に摘発した関税法違反事件のうち、社会悪事犯摘発件数は3件で、覚醒剤合有錠剤1件・大麻1件・指定薬物1件。平成28年(1月〜8月)は、社会悪事犯7件を摘発している。
mitsuyubokumetsu2.jpg また、平成27年に告発した件数は22件で、覚醒剤及び麻薬6件・指定薬物16件。平成28年(1月〜8月)は15件告発。不正薬物事犯13件(覚醒剤2件・麻薬2件・指定薬物9件)、知的財産侵害事犯1件、無許可輸入事犯1件。
 函館税関における主な摘発事例は、平成26年12月小樽税関支署で、ロシアから小樽港に入港したカンボジア国籍貨物船のロシア人乗組員等2名と日本人1名が、共謀して密輸入した覚醒剤26.58kgを摘発。
 平成28年5月 千歳税関支署は、 香港から新千歳空港に入国した中国人女性の携帯品検査において、スーツケースに隠匿していた覚醒剤約1kgを摘発。国内への流入を水際で阻止するため全力で密輸取締りに努めている。
 函館税関
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