心温まる作品! 緑花会グループ作品展


ryokukakai1.jpg 社会福祉法人札幌緑花会グループによる「緑花作品展」が、10月6日(木)・7日(金)の2日間、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで開かれている。心温まる作品に、買い物客らは足を止めて見入っていた。
 同法人グループの療養介護・医療型障害児入所施設大倉山学院や障害者支援施設松泉学院関連グループ事業所の18〜80代の利用者や家族、職員や職員OBの協力による作品を出展。今年で22回目となる。
 木彫りや絵画・書道・手芸品・切り絵・貼り絵・リースなど、丹精込めた作品がずらりと展示され、心和ませる作品展。
ryokukakai2.jpg 今回はテーマを決めず、日々の活動や自由時間を利用して作品を製作し、1年かけて作り貯めたものを展示している。この作品展を励みに頑張っている人も多い。
 初日の午前中には、利用者が会場を訪れ、自分の作品を観たり、他の作品を鑑賞する機会を設けている。
 松泉学院職員による着物などからバッグやブラウスにリメイクした作品、地域支援センターゆうからは、朝顔や菖蒲など色とりどりの折り紙の花が綺麗に飾られた作品「花いっぱい」。
 デイ松泉は、球体に和紙を貼り付け乾燥させ、絵を描いたり、色とりどりのボールに仕上げ吊るした作品「えんあって」、牛乳パックで作ったサクラもすだれ状に吊るされた。
ryokukakai3.jpg 季節の行事に合わせた作品もあり、団子の貼り絵と実物のススキを貼った十五夜の作品や正月の書初め、ハロウインのランタン製作は、和紙をちぎる人・色紙を貼る人・ノリを付ける人・色を塗る人と、みんなで手分けをして完成させた。ハロウインには、あかりが灯される。また、利用者の家族も、沢山のふくろうを手作りして協力した。
 色とりどりのマジックで「U」の字をいくつも書いた「陽子さんの世界」は、根気良く丁寧に書かれ、来場者の注目を集めた。
 担当職員は「利用者さんが持っている技術や知識を、いかに引き出して作品を作るか、アイディアを出し合い製作している。この機会にぜひ観てもらいた。小樽市にある施設だが、銭函にあるため知らない人も多く、施設の存在を知ってもらいたい。作品を通じて、沢山の仲間がいることを知ってもらいたい」と話した。
 昨年度は、長年続けてきた作品展のあゆみを写真集にまとめ発行している。緑花作品展7日(金)は、10:00から15:00まで。
 社会福祉法人札幌緑花会
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