カメラで日常の風景を! 乾英男個展


 小樽の何気ない日常の風景を集めた乾英男個展「小樽スケッチ」が、10月1日(土)から10日(月)まで、オーセントホテル小樽(稲穂1)1階ギャラリーで開かれている。
 同ギャラリーの壁には、2L・A4・A3サイズ26枚を展示。テーブルには、これまで撮影した小樽の風景100枚以上を楽しむ工夫がされている。
inuiskech1.jpg 小樽の路地裏や坂の風景、観光地じゃない素顔の小樽を、スケッチ風に加工して発表している。買い物途中の市民らが立ち寄り、小樽の素顔の風景に見入っていた。
 乾さんは、小樽出身で現在はあいの里在住。小樽をこよなく愛し、2週間に1度は、カメラを片手に小樽を訪れぶらりと散策。何の変哲もない小樽の路地裏や町角から、乾さんならではのアングルで撮影した2014年から2016年までの比較的新しい小樽を集めた。
 同ギャラリーでの個展は、2011年10月の「小樽子どもの国」をメインにした作品で開催し、2014年9月と2015年5月、今回は4回目の個展となった。
 稲穂・石山・花園・天神・入船・梅ヶ枝…。「ここはどこですか?」と来場者は尋ね、会話が弾む。
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 手宮の十間坂をかなり上り、向かいの山の風景を入れて撮影した作品。さびれた市場周辺の建物。隠したくなるぐちゃぐちゃな電線をあえて入れた中央市場付近。天神の高速道路建設中の巨大な橋桁のある風景は、今だから写せる1枚。
 なにげない日常と思わせる中にも、見せたい、楽しませたいとの意気込みが潜んでいる。「観光地ではない小樽の景色を楽しんでもらいたい。普通の景色にも趣がある」と多くの来場をと呼びかけた。
 乾英男個展「小樽スケッチ」10月1日(土)〜10日(月)10:00〜18:00(最終日15:00)
 オーセントホテル小樽1Fギャラリー入場無料 10/1,2 8,10 会場に居る予定
 小樽スケッチ
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