小樽の街並みを見直そう!スケッチ大会開く


 第3回おたる街並みスケッチ大会が、8月28日(日)、小樽市観光物産プラザ(運河プラザ・色内2)に集合して開かれた。主催は、おたる街並みスケッチ大会実行委員会(金久保兵士郎実行委員長)。
otarusketch1.jpg 3回目となる今年の参加者数は、ほぼ昨年と同数の62名。10:00の受付後、参加者はスケッチブックを片手に、それぞれお気に入りの風景を探すために小樽の街へ繰り出した。
 その後、各自昼食を取りながら、16:00までにスケッチを終わらせ、運河プラザに戻り、スケッチ作品を提出。集まったスケッチ画の中から参加者や来場者がそれぞれ気に入った3作品を選んで投票し、投票数の多い上位9名に景品が贈呈された。
 今回初めて参加した花園小1年の木下陽葵(ひまり)ちゃん(7)は、「お父さんと一緒に絵を出しました。お父さんが描いてくれた絵に、私がパステルで色を塗りました。難しかったけれど、来年も出たいです」と話してくれた。
otarusketch2.jpg また、初参加の女性は、「絵を描くのは中学生以来。人前で絵を描くのは恥ずかしかったが、通りすがりの人から声をかけてもらって良かった。今回は目立たないところで描いたが、来年はもう少し賑やかな所で描きたい」と話し、人気投票で「にぎわいこだまする堺町本通り賞」を受賞した。
 今回のスケッチ大会では、でこぼこの上に紙を置いて鉛筆などで絵画材をこすり、形状を写し取る技法「フロッタージュ」体験も企画し、希望者が楽しんだ。
 同体験は、2001年の小樽駅前通り拡張工事に伴い、剥がしてしまった道路の石畳の姿をフロッタージュで残しておいた実行委員の発案によるもの。小樽の街の痕跡を残すことを体験してもらうために行なった。
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 また、会場には、7月に来樽した姉妹都市・ソウル特別市江西区青少年交流団の小学生10名の絵のほか、縄文野焼き作品も展示され、来場者の目を楽しませていた。
 金久保実行委員長は閉会の挨拶で、「最初は、描いた絵を会場に貼り出さないで持ち帰ってしまう方が多かったが、回を重ねるごとに、会場に貼り出される絵の数も多くなり、皆さん一生懸命に絵を描いて、最後まで参加されるようになってきた。今日は楽しんでもらえたと思います。来年も実施しますので、よろしくお願いします」と話した。

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