日舞と太鼓のコラボ 潮の響き~神男女狂喜 8/20


 市立小樽美術館(色内1)の特別展おたる潮まつり50周年記念「まつり写真展」関連事業、潮太鼓と日本舞踊のコラボレーション・潮の響き~神男女狂喜が、8月20日(土)14:00から15:00まで同館2階展覧会会場を舞台に開かれる。
usiodaiko-mai1.jpg おたる潮まつりに多大な貢献をした故藤森茂男氏の娘で、日本舞踊・藤間流師範の藤間扇久華氏とおたる潮太鼓保存会は、共にまつりには欠かせない大きな存在として歴史を歩んできた。
 扇久華氏は、かねてから潮太鼓との共演を切望し、今回初めて思いが実現。同氏が、潮太鼓の響きに合わせ、創作した日本舞踊を披露する。能の正式な上演形式が、神・男・女・狂・鬼の順で上演されることを知り、潮太鼓の音と似ていると感じた。最後の鬼を喜に変えて、「潮の響き~神男女狂喜」を上演する。
 展示会場に潮太鼓がセットされ、FMおたるパーソナリティの野口沙代さんが踊りのあらすじをナレーション。その後、おたる潮太鼓が鳴り響き、扇久華氏が太鼓演奏に合わせて華麗な舞いを披露する。小樽潮音頭の振り付けを織り込んだ場面もある。
usiodaiko-mai2.jpg 来場者と太鼓との距離は近く、太鼓の音は体中に響き、迫力ある演奏を体で受け止めながら、日舞を鑑賞し、感動を共有する。
 扇久華氏は、「海の恵みがあったから小樽は繁栄し、その海には計り知れない底力があり、小樽の人々にも同じような底力を持っていることを伝えたい。潮太鼓は海の波の響きを表現し、最大のテーマは潮の響き。最後は明るく喜びで終わる。神男女狂喜の順にあらすじを創った。潮太鼓の元来持つ組曲の素晴らしさに沿って踊ることを大切にした。太鼓は、海の神様に感謝する音で、踊りが付くことでより神聖なものであるのを感じ、新たに自分が住む小樽の町の底力も感じてもらえるとありがたい」と思いを語った。
 まつり写真展(9月18日まで開催)関連事業
 潮太鼓と日本舞踊のコラボレーション 潮の響き~神男女狂喜
 8月20日(土)14:00〜15:00 市立小樽美術館(色内1)2階企画展示室 要観覧料
 問合せ:0134-34-0035 市立小樽美術館
 特別展「おたる潮まつり50周年記念・まつり写真展」
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