3つのコンテナで賑わいを!港湾振興プロジェクト


 小樽商工会議所・港湾振興プロジェクト2016社会実験「HATOBA.C.Y(Container Yard)プロジェクト」が、小樽港第3号埠頭基部周辺で、”新たな賑わいの拠点”を作るために、昨年に続き、8月19日(金)から始まる。
 今年は、昨年の反省点を踏まえ、カフェバー「PHANTOM」、立ち飲み「ちまたBAL」、雑貨展示販売「ハトバGARAGE」のコンテナを3棟に増やし、観光船「あおばと」発着場所側の空き地に設置。より内容を充実させた。
 昨年使用した40フィートのコンテナを改造した、コンテナカフェPHANTOMは、コンテナをシャーシの上に乗せ、トラックで牽引し移動が容易となった。サンモール一番街のサンフェスティバルでも使用した。
hatobacy.jpg 空間・映像デザイナーのN合同会社・福島慶介代表と小樽商科大学大津ゼミのメンバーが協力。ワインボールや夕焼けをイメージしたゼリーのオリジナルメニュー、メインフードのカレーを提供する。
 また、昨年同様、コンテナの背面にプロジェクションマッピングを施す。プロジェクトの説明や小樽ショートフィルムセッション受賞作品の映像、NPO法人北海道遺産協議会の協力により、港の写真展を開催する。コンテナのおしゃれな雰囲気にこだわり、映像の中にスライドショーで画像を混ぜ込む。
 ハトバGARAGEは、市内色内で雑貨を営むvivre sa vie + mi-yyuと、小樽で真鍮の アクセサリーを作るCOASと小樽初ブランドUNGA+のお披露目も兼ね、小樽の初ブランド・作家・建築を生かした雑貨屋の3つの柱で、小樽らしさをアピールし楽しめるよう企画した。
 また、ハトバアートは、チョークアート作家などの若手世代のクリエイターが集まり、作品展示と物販を行う。
 立ち飲みスタイルのチマタBALは、一番小さいコンテナを使用。外にもパラソルを設置し、海辺の景色を楽しみ涼み、夕焼けを眺めながら話し合い酔える場所を提供。プロジェクトメンバーが、交代で4名ずつ店頭に立つ。壁には、博物館や開発局から昔の港湾風景写真を探しプリントアウトして貼り付ける。
 小樽商工会議所・西條文雪副会頭は、「第3号基部の開発をもっと市にアピールして、港湾計画の参考にし、小樽のランドマーク的な場所にしていきたい。街と港が近い全国的に見てもあまりない小樽の特徴を生かし、市民へも楽しんでもらいたい」と期待を寄せている。
 港湾振興プロジェクト2016 社会実験「HATOBA.C.Yプロジェクト」
 8月19日(金)〜9月11日(日)の金・土・日曜日
 PHANTOM 金・土・日曜日16:00〜22:00
 ハトバGARAGE 金・土・日曜日16:00〜20:00
 チマタBAL 金・土曜日15:00〜20:00
 みなとまち小樽映像プロモーションプロジェクト
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