おすすめ本を紹介"読書ゆうびん展" 西陵中


 小樽市立西陵中学校(富岡2・名取俊晴校長)は、市立図書館(花園5)の2階ギャラリーで、おすすめ本を紹介する「読書ゆうびん展」を8月20日(土)まで開いている。
 同校では、2003(平成15)年から読書活動を推進し、全校生徒が朝の読書の時間に取り組み、総合的な学習時間を活用して、面白かった本やお気に入りの本を紹介する読書ゆうびんを制作した。
postbook1.jpg A4サイズの用紙に、紹介したい本の題名や著者・発刊日・あらすじや感想を、イラストなどを工夫して入れ、見る人にインパクトを与えている。
 全校生徒224名の作品の中から優秀作品42点を選び、同展で展示紹介している。子ども達が本を選ぶ時の参考となり、読書に対して興味関心を高める効果がある。
 会場には、丁寧に描かれた作品がずらりと展示され、どの本も読んでみたくなるよう興味がそそられる。館長案で今年から、紹介された本を会場に展示し、すぐに借りて読めるよう配慮している。
 「二分間の冒険」(著:岡田淳・太田大八)は、不思議な冒険に行きたい人へ、昨年も紹介されていた「舟を編む」(著:三浦しをん)は感動したい人へ、人と繋がることの素晴らしさを感じると書かれている。
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 また、北の大地と寒さを吹き飛ばす面白さを紹介する千石涼太郎著「やっぱり北海道だべさ」や「峠うどん物語」は、あらすじや感想が書かれ、上下巻で読み応えがあり、親しみ深いものを通じて、大事なことや大切なものを学ぶ良い作品と紹介している。
 同校・岡崎利美教頭は、「稲穂小学校の児童に読書しんぶんの作品を見せ、小中の繋がりが生まれ、子ども達が本を選ぶ参考となり、有効に活用されている。生徒にとっても励みになる。今後も続けたい」と話した。
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