イルカとコラボカフェ・オープン! おたる水族館

 おたる水族館(祝津3)イルカスタジアム地下観覧スペースに、8月5日(金)・6日(土)15:00から20:00まで、期間限定の”社会実験 cafe&bar PHANTOM”の営業が始まった。
 ソフトドリンクやアルコール、チーズケーキやカナッペなどを提供。初日から大勢の来店者で溢れ、カウンターとテーブル席を合わせ23席を用意したが、度々満席となる盛況ぶりで、担当の商大生は対応に追われた。
aqua-cafe1.jpg このスペースは、今まで休憩スペースとして利用されているが、水槽で泳ぐイルカを間近で見られる隠れた場所を、魅力的な空間に生まれ変わらせようとプロジェクトを立ち上げた。
 小樽商科大学社会情報学科大津ゼミ生11名(3年)と、N合同会社が主催し、HBCフレックス+おたる水族館+福島工務店協力のもと、くつろげるカフェ空間が誕生した。
 資金調達の方法として、インターネット経由で資金調達をする手法”クラウドファンディング”を導入。7月16日から支援募集を開始し、8月5日(金)0:00に締切。のべ38名から、目標額620,000円の82%、512,000円が集まった。
aqua-cafe2.jpg 内装をプロデュースした空間・映像デザイナーの福島慶介氏(N合同会社代表)は、イルカを楽しく見せる空間、近くに感じられるように、水槽正面にテーブルを設置し、壁の両サイドにガラスを貼り、反射して広く感じられるようにした。
 水槽が斜めになっているため、ロッキングチェア8席からの角度で解決させ、さらに椅子が揺れることにより水中を思わせる。ペンダントライトを低い位置まで下ろし、くつろげる空間を演出した。
 福島氏は、「もともとの空間が良かったこともあり、最低限の造作で、最大限の効果を狙いたい」と語った。
aqua-cafe3.jpg 満員の来店者を見て、同大・成田瑞希さんは、「思った以上に沢山の人がイルカに喜び、素敵な空間を提供できたと思う」と話した。
 札幌市在住の21歳の女性は、「おしゃれで、シルエットに見え、ロッキングチェアも気持ち良くて、くつろげる。友達にも勧めたい。飲み物はもう少し抑えた金額が良かった」と話した。
 社会実験PHANTOMの始まりは、昨年の夏。小樽商工会議所の主催で港湾振興プロジェクトの一環で、小樽第3号埠頭でコンテナカフェを期間限定で、その後は、昨年12月に、余市宇宙記念館で営業した。6日(土)も15:00から20:00まで営業する。
 イルカとコラボカフェについて
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