暴力追放運動 道警音楽隊の街頭啓発

 平成28年度夏の暴力追放運動(7月21日〜8月20日)の期間中に合わせ、夏の暴力追放運動街頭啓発活動が、7月28日(木)13:30から、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで開かれた。
 主催する小樽市暴力追放運動推進協議会(134団体加盟・森井秀明会長)・小樽警察署・小樽市の関係者20名と、北海道警察音楽隊38名による生演奏とカラーガード隊が華麗なパフォーマンスを披露した。道警マスコットキャラクターほくとくんも登場し、買い物客ら約500名が会場に集まり、午後のひと時を楽しんだ。
pmband1.jpg 夏の訪れとともに、人出が多くなるこの時期、暴力行為や少年非行の多発が予想されるため、この1ヶ月を強化期間とし、暴力排除意識の向上と、本運動の理解を深めるために開かれている。
 演奏会に先立ち、小樽市暴力追放運動推進協議会・森井会長の代理で上林猛副市長は、「暴力団の存在は絶対に許さない理念のもとに、暴力団を恐れない、資金を提供しない、利用しない、さらに、交際しないのいわゆる三ない運動+1を勧め、安全安心なまちづくりのために、皆さんの協力をいただきながら勧めたい」と挨拶した。
 小樽警察署・山口広行署長は、「後志では、ナマコの密猟や高齢者を対象にしたオレオレ詐欺をはじめとする詐欺、様々な手口で資金計画に介入し、組織の勢力を拡大しようと資金源を確保している。小樽警察署としても、暴力団の存在を絶対に許さず、安心して暮らせる小樽市を実現するために、徹底して勧めたい」と述べた。
pmband2.jpg 北海道音楽隊は、1956(昭和31)年に発足。今年で60周年を迎え、道民と警察を結ぶ音の架橋として道内各地で演奏し、交通安全運動や防犯運動などのパレードや演奏会をはじめ、小中学校などへの音楽教室や音楽鑑賞会など、幅広い活動を行っている。
 今回は、「ソーラン節」や「ブラジル」など4曲を披露。オレオレ詐欺のコントやカラーガード隊の大きな旗ポールフラッグ、手作りのポンポンを使って華麗な踊りを披露し、観客を魅了。アンコールの拍手に応え「ふるさと」を演奏し、45分ほどの演奏会は終了した。
 山口署長や上林副市長、同協議会会員らは、観客や買物客に啓発物(500個)を配布し、暴力追放を訴えた。警察署職員のOBで作る北海道警友会小樽支部の14名は、揃いの帽子とベストを着用し旗を持って、啓発活動に協力していた。
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