《潮まつり》若潮隊98名総練習 運河プラザ前で公開

 第50回おたる潮まつりの開幕を3日後に控えた7月26日(火)、小樽市観光物産プラザ(色内2・運河プラザ)前広場で、おたる潮太鼓保存会(木村文彦会長)の若潮隊による総練習が、16:00から行なわれた。
wakashiotai1.jpg 3歳から12歳までの98名が参加し、愛くるしい姿で一生懸命に太鼓を叩く姿に、保護者や見物客が見守った。
 昨年の参加者数を10名ほど超える98名の子ども達が集まり、ここ1週間は毎日、美術館地下で新人練習を実施。全員での練習は、本日と明日27日(水)の2日間のため、内容の濃い練習となった。
 お揃いの半纏に白い短パン、雪駄を履き、男の子はねじり鉢巻き、女の子は髪飾りをつけて髪を結い、本番さながらの身支度で登場。wakashiotai2.jpg紅白のバチを持ち、5・6年生は和太鼓、4年生以下は樽太鼓で、元気良い掛け声を合わせて打ちつけた。見物客は、可愛い姿を写真に収めていた。
 指導歴38年の仙福昭雄隊長は、参加した子ども達に激を飛ばし指導。50年目の節目を迎え、練習にも熱が入った。1番から3番まで3分ほどの打演を数回繰り返し練習。本番までは何度も繰り返し演奏する。
 入会5年目の小学5年生の木村岳斗君は、「みんなで息を合わせてひとつにすることを心がけ、続けてきた。太鼓は楽しく、もっと上手になりたい」と話した。
wakashiotai3.jpg 同会は、昭和42年に、第1回おたる潮まつりの開催を機に結成。日本海の荒波に小樽っ子の心意気を叩き上げたものが、”おたる潮太鼓”だ。18歳以上を親潮隊、中学・高校生をハマナス隊、今回練習した若潮隊は3歳から12歳で構成している。
 若潮隊は、初日の潮ふれこみ、2日目の潮ねりこみ、最終日には中央ステージで打演を披露し、潮まつりを盛り上げるために活躍している。
 総練習は、27日(水)16:00から運河プラザ広場前で行われる。雨天の場合は中止。
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