こども手帳電子版670枚 日本公衆電話会寄贈


 公益財団法人日本公衆電話会(本部東京・上坂清会長)は、小学校児童へ安全安心の意識づけの取り組み「こども手帳」を、全国約8,200校・約88万冊を寄贈をしている。今年度は、小樽市へ電子版こども手帳「ぼくも、わたしも社会の一員」670枚を寄贈。
 その贈呈式が、7月20日(水)14:30から市役所(花園2)2階市長室で開かれ、同会・北海道総括支部から前川二郎支部長はじめ3名が出席。同支部長から森井秀明市長に目録が手渡された。市長は「有効に活用させてもらいたい」と感謝した。
kodomotetyo.jpg 小樽市は、2010(平成22)年当時、こども手帳3,000冊の寄贈を受け、今回2度目となる。電子版での寄附は、北海道では初めてとなる。
 日本公衆電話会が発行する「こども手帳」は、2010(平成22)年に初版、2014(平成26)年に改訂。2016(平成28)年に新たに電子版(CD)を作成した。子どもたちの安全安心への意識を高める総合的な副読本で、緊急時の公衆電話のかけ方なども紹介している。
 小学4年生以上を対象に、「自ら考え、行動する」ことができるよう、現場の状況を観察し、危険をいかに的確に予測するなど、子ども自身の意識を高める視点で、北海道警察本部交通企画部・生活安全部、京都市教育委員会の協力を得て編集した。電子版は30分程度のCD。同冊子版での平成27年度末累計は、北海道の1,000校へ74万冊、179の全自治体へ贈呈している。
 同会は、1972(昭和47)年に設立され、2012(平成24)年10月から公益財団法人として認定された。全国11の総括支部があり、北海道は札幌に総括支部があり、5支部8分会役員77名が所属。地域社会の安全と安心に関する情報提供と啓発活動、及び地域環境整備などの活動を通じて地域社会生活の充実に寄与することを目的としている。
 小樽市教育委員会は、近日中に、各小学校へCDを配布する予定。
 公益財団法人日本公衆電話会