個性を生かし自由に!第54回一聖会展


 第54回一聖会展(藤田勇一会長)が、7月13日(水)から18日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。
 60代から80歳代までの男女10名の絵手紙や色紙サイズ、F3号からF50までの水彩・油彩53点を展示。
ichiseikai1.jpg 同会は、1964年(昭和39年)に発足し、現在10名の会員。会長の藤田氏が講師となり、夏季(5月〜9月)は小樽市内や後志管内で写生会。冬季(10月〜4月)は市民センターでデッサン会を開き、ほぼ毎月、全員が集まり、絵を学び親睦を深めている。
 会名は、発足当時開催された東京オリンピックの聖火の”聖”と、会員が一つになり仲良くのという意味を込め”一”の文字で、”一聖会”と当時の会員が名づけた。
 今回は、特にテーマを決めず、5月末に神恵内に1泊で出かけた写生会での作品や、教室で描いた静物など、個性豊かな作品が並んでいる。
 小樽市老壮大学の絵画受講者OBが、絵を続けたくて入部した人も多く、三島トヨさんもそのひとりで、昨年から同会に入部した。ichiseikai2.jpg写生会で描いた珊内海岸や運河公園の風景画2点とマンドリンや日本人形、水仙の静物画3点を出展、「川柳も嗜み、絵と共通する部分が多い。バスの中から画題を探している」と話した。
 藤田会長は、50号に清々しい初夏の祝津を描き、神恵内の海など得意な風景画を4点と向日葵を出展。「みんな個性的で自由に描いている。指導者の絵に染まることなく個性を生かすことが絵の基本となる。ぜひ、観に来てもらいたい」とPRした。
 来場者は、「風景の絵が沢山あり、皆さん写生に出かけているのですね」と感心していた。
 第54回一聖会展 7月13日(水)〜18日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)市民ギャラリー1・2 入場無料
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