車椅子を安全に!市内整備士無料で点検


kurumaisu1.jpg 小樽市内の整備士が車椅子の整備点検を無料で実施する「車椅子点検ボランティア」が、7月6日(水)13:00から、市役所(花園2)本館裏の中庭で開かれた。
 一般社団法人札幌地方自動車整備振興会小樽支部(神野弘司支部長)と一般社団法人小樽自動車協会(神野弘司会長)に加盟する12団体13名が参加。小樽社会福祉協議会・小樽観光協会・市立小樽図書館・小樽市総合博物館・小樽市産業労政課・障害福祉課などの約60台の車椅子の点検が行われた。
 同事業は、地域社会への貢献活動に一環として、2012(平成22)年から毎年続けられている。
kurumaisu2.jpg 神野会長は、「少しでも貢献させてもらいたいとの思いで実施。ボランティアの参加を募集すると、興味がある人が集まり、ボランティアしたい人も多くありがたい。車椅子を利用する人の安全はもちろんだが、車椅子を押す人の力の軽減にもなる。タイヤの空気が減っていると重くなり、空気圧は点検が必要。今後も続けていきたい」と話した。
 会場には、点検を待つ車椅子が並び、作業服姿の整備士が、自前の工具を持ち寄って集まった。点検表にある空気圧や車輪のガタ、ブレーキの効き、スポークのゆるみ、ギャスターやステップの具合を点検し、1台15分ほどで終了した。点検が済んだ車椅子には、「点検しました」と書かれたシールを昨年のものと張替え完了した。
 参加した整備士は、「大きな不具合はなく、5〜6台の点検ができそうだ」と、1台ずつ細かく点検していた。
 一般社団法人小樽自動車協会
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