版画と合唱のハーモニー! 市立小樽美術館 (2016/06/11)


 市立小樽美術館(色内1)は、開催中の特別展「木版の夢ー小樽の版画の種を蒔く」の関連事業として、ミュージアムコンサート"懐かしい風景"を、6月11(土)14:00から開き、合唱の優しいハーモニーが会場に響き渡り、観客85名を魅了した。

 小樽ゆかりの版画家5名が集う版画作品会場で、小樽在住の中村隆夫氏が指揮を務める札幌コダーイ合唱団23名と、中村和乃子氏(オーボエ)・大久保陽子氏(クラリネット)・石黒玲氏(ファゴット)が出演し、作品に合わせた選曲で合唱を披露した。

0611museumcon1.jpg 1976(昭和51)年に創立した同合唱団は、ハンガリーの合唱作品の紹介と普及を目的として、日本をはじめ海外などで演奏会を開く。今年40周年を迎え、バロックや現代音楽をレパートリーとし、北欧やイギリスなどの新曲にも取り組み、精力的に活動している。

 同館では、2015(平成27)年6月の特別展「小樽運河・いまむかし」開催時にも、展示会場で合唱を披露した。

 中村氏は、「懐かしい風景と題して、歌ったことのある曲や馴染みのある曲をプログラムに盛り込んだ。ずっと小樽に住み、並べられた作品を観て、その頃の光景が浮かんで来た。戦後まもない貧しい時代、初めて見た絵や曲に感動したこと、これまでの自分の生き方を振り返り音楽と結びつけながら鑑賞していただきたい」と話した。

0611museumcon2.jpg 温もりのある木版画に合わせたプログラムは4部構成で、スペインの宗教合唱曲のビクトリアの作品から「アヴェ・マリア」「へプライの子らは」。

 ドイツロマン派の作品から、フェリックス・メンデルスゾーン「おお、ヒバリ」やロベルト・シューマン「もしも私が小鳥なら」、ヨハネス・ブラームス「ロスマリン」など。

 木管三重奏(クラリネット・オーボエ・ファゴット)で、ジャック・イベール「木管のための5つの小品」と、同団の副指揮者を務める山田美穂氏が編曲した馴染み深い春の曲を集めた「日本の歌メドレー春」を演奏した。

 懐かしい歌では、本居長世「俵はごろごろ」や、合唱コンクールの課題曲となった「秋のピエロ」、ハインリッヒ・ヴェルナー「野ばら」、フィンランド民謡の初音ミクも歌う「さびしい岸辺」。

0611museumcon3.jpg プログラムの最後は、木管三重奏の演奏に合わせ同合唱団と「メリーさんの羊」で、息のあったハーモニーを響かせた。どの曲も気持ちを込めて歌い上げ、観客は曲の世界に引き込まれ、大きな拍手を贈った。拍手が鳴り止まず、アンコール曲に、イギリス民謡の「いいやつ見つけた」を熱唱。予定時間を延長し16:00近くまで続いた。

 市内在住の同合唱団のファンの女性は、「版画の作品の会場で、ハーモニーが響きわたり素晴らしかった。大好きな合唱団。一年分の元気をもらったようだ。歌うのは大変なこと、皆さん最後までにこやかで、楽しませてもらった」と満足した様子だった。

 なお、同特別展の関連事業の最後は、「お茶とお菓子のおふるまい」を、6月26日(日)13:00から15:00まで、同館企画展示室で開かれる。会主は、煎茶道五葉会・千葉悦子氏。

 特別展「木版の夢ー小樽に版画の種を蒔く」 7月3日(日)まで9:30〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)2階企画展示室 月曜休館 0134-34-0035・FAX 32-2388
 観覧料一般600円、高校生・市内高齢者300円、中学生以下無料

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