旧手宮線散策路に花を!500株で花壇づくり


 NPO法人北海道鉄道文化保存会(飯田勝幸理事長)「花と鉄路の散策路」プロジェクトは、旧手宮線の龍宮通りから道道稲穂線までの散策路の増設した花壇に、6月7日(火)10:00から、500株の花を彩り良く植えた。
hana-senro1.jpg この事業は、昨年から行われ、市民や観光客に花のおもてなしをしようと、北海道鉄道発祥の歴史的線路跡に、季節の花々を添えるプロジェクトを展開中。
 昨年に続き、小樽市ふるさとまちづくり協働事業助成金と、今年度新たに、セブンイレブン記念財団の緑化植花助成を受けて実施した。
 汗ばむ熱さの中、会場には、株式会社セブンイレブンジャパン(札幌市中央区)社員と近隣のセブンイレブンオーナーの7名が協力。市まちづくり推進課2名、同会会員や地域住民ら17名がボランティアで参加した。
hana-senro2.jpg 寄贈された100株を含む250株の宿根草、秋に楽しめるススキの仲間のシマイトススキや、ロベリア、オステオスペルマムなど色とりどりの500株の花々が花壇に植えられ、散策する人の目を楽しませた。
 本日の花植えに至るまでに5月から準備が進められ、4トントラックで土を4回運び入れ、丸太100本で間隔を開けて花壇を作った。また、6ヶ所あるベンチにもペチュニア150株をすでに植えている。1時間ほどで作業は完了し、その後の水遣りは、近隣者が協力してくれる。
 近隣に住む湯殿山光明院(稲穂5)の僧侶・池田憲亮さんは、園芸に関する知識が豊富なこともあり、地域の活性化に繋げようと今年から参加している。
hana-senro3.jpg 同社・清水利則さんは、「小樽は町並みが綺麗で、その一部(花植え)に協力できて嬉しい。今後もできるかぎり参加したい」と話した。
 同記念財団では、店頭の募金箱や寄付金を活用して、環境をテーマにした市民活動や自然環境保護保全活動を支援している。セブンイレブン記念財団について
 同会・飯田理事長は、「2年目となり、規模も大きくなり花の協力者も増えた。市民や観光客が歩いて楽しめる小樽の名所にしたい。2018年に迎える北海道150年に向けて完成できればと思う」と話した。
 今後も、未完成な花壇に花を植えたり、夏から秋にかけて咲く花を植える予定。
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