しりべし経済レポート発表!財務局小樽出張所


 北海道財務局小樽出張所(港町5・皆川功所長)は、平成28年1月〜3月期の「しりべし経済レポートVol.79」を、5月26日(木)11:00に発表。
 総括判断を11期連続「管内経済は持ち直している」とし、前回(平成27年10月〜12月)と比較しても10期連続据え置いた。
 各項目の判断では、
 個人消費は、降雪量が少なかったことから冬物衣料品は低調で、処分セールも不調。新車登録台数動向も前年を下回ったが、飲食料品など堅調に推移し、四半期連続で前年を上回ったことから、持ち直していると判断した。
 観光についは、国内観光客をはじめ、中国・台湾・韓国などアシア圏を中心とする外国人観光客が増加し、引き続き好調に推移した。
 住宅建設は、278戸着工した中で、238戸を貸家が占め増加したことから、前年を大幅に上回った。
 公共工事においては、一服感が見られ、貿易についても、輸出は自動車の減少、輸入も小麦やとうもろこしが減少し、どちらも下回った。
 漁業は、スケトウダラ・カレイ・ヒラメなどが増加し、水揚量・水揚金額ともに上回った。
 雇用は、改善の動きが続つ中、企業倒産件数は6件、負債総額は13億7,600万円となり、前年を上回った。原因としては、販売不振が5件、業績不振が1件だった。
 しりべし経済レポートVol.79(平成28年5月発行)