桜これから見頃!手宮緑化植物園オープン


ryokukaen1.jpg 小樽市手宮の高台にある手宮緑化植物園(手宮3)が、4月29日(金・祝日)にオープンした。
 花見シーズンを迎え、園内には、20種類66本の桜の木が植えられ、桜の名所として全道各地から花見客が訪れている。隣接する手宮公園には、690本の桜が咲き誇り、全天候型の陸上競技場は週末ごとに大会や練習会が開かれ、市内外から多くの人々が訪れている。
 GW初日から強風が吹き、気温も低めに経過し、あいにくの天気となったが、開館を待ちわびた市民らが約800人も訪れ、桜の花を眺めたり園内の散策を楽しんだ。
 30日(日)もみぞれ交じりの寒い日。それでも約100人が訪れ、日当たりの良い場所の咲いた桜を眺めていた。
ryokukaen3.jpg 園内にある緑の相談所は、今年から、苗物や植物に詳しい専門家の飯田守さん1人が常駐している。
 ここでは、市民から年間約400件の無料相談を受け、庭づくりやベランダ園芸、室内園芸や花木、野菜、高山植物に至る植物全般の相談に応じている。7年前には1,000件もの相談があり、相談の内容は様々で、最近の傾向としては花よりも家庭菜園の相談が増えているという。
 相談所の温室には、ベゴニア・ゼラニウム・ブーゲンビリアなど100鉢ほどが置かれ、色とりどりの花が咲き、楽しむことができる。
 また、テーブルと椅子が設置され、休憩所となっている。展示会や集会に使用できる会議室もあり、利用には事前の申し込みが必要。緑の図書コーナーや写真愛好家による花の写真展も常設し、撮影者がそれぞれに更新している。

 飯田さんによると、今年の桜の開花は例年より早めで、ソメイヨシノは4月26日より開花し、現在8分咲き。今後の天気次第となるが見頃は、5月2日・3日を予想している。
 園内は、ソメイヨシノ・ウメ・山桜が同時に咲き始め、キタコブシ・ハクモクレン・ヒメコブシは見頃。また、エゾエンゴサクやムスカリ・キバナノアマナ・水芭蕉なども楽しめる。
ryokukaen2.jpg 飯田さんは、「桜・ツツジ・ボタンが、この公園ではメインの花で、開花の状況の問合せも多い。ぜひ、開花の時期に合わせて来園し楽しんでもらいたい」と話した。
 開園とともに桜が咲き、5月末にツツジ、6月中旬にはボタンが咲く。少し期間をあけて、芍薬・バラ・ムクゲ、9月15日頃には萩が、9月20日頃には栗拾いも楽しめ、最後は紅葉で1年を締めくくる。
 4月29日(金・祝)〜11月3日(木・祝) 月曜日休館(祝日の場合は翌日)
 手宮緑化植物園 開園時間9:00〜17:00
 小樽市緑の相談所 開園時間10:00〜16:00
 問合せ:0134-22-7773
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