にしん漬け7社揃う! 独自のアイディアで工夫

 小樽商工会議所・にしん小樽開発事業化委員会(杉江俊太郎委員長)は、新参画の株式会社NSニッセイ(高橋晃一代表取締役)と、リニューアルした丸一北川食品株式会社(北川勝三代表取締役)の「にしん小樽漬」を発表した。
 そのプレス発表会が、4月28日(木)11:00から小樽経済センター(稲穂2)5階で開かれた。
otarunishinduke1.jpg これまでの株式会社小樽かね丁鍛冶・堀内水産株式会社・株式会社飯坂富士商店・有限会社入久三浦水産・株式会社小樽海洋水産、リニューアルした丸一北川食品株式会社に、株式会社NSニッセイが加わり、全7社それぞれ独自のアイディアを生かした「にしん小樽漬」が、駅なかマートタルシェ(稲穂2)・たるっこ倶楽部(色内1)・小樽市観光物産プラザ(色内2)・ホクレンふうど館(堺町3)で販売中だ。
 同委員会において、小樽にゆかりの深い鰊の新しい味「にしん小樽漬」の基本ルールを決め、道産鰊・数の子・昆布を主要原材料として、醤油ベースで鰊の割合を40%にした。味付けや具材等は各社オリジナルで、統一ロゴマークを使用する。
 参加する製造業者を募ったところ、2013(平成25)年9月に、株式会社小樽かね丁鍛冶・堀内水産株式会社・株式会社飯坂富士商店・株式会社小樽海洋水産の4社の商品が完成。その後、2016(平成28)年2月に、新たに有限会社入久三浦水産と丸一北川食品株式会社が加わり、パッケージを一新し、買い求めやすくして販売を開始した。
otarunishinduke2.jpg
 この際に、北川食品・北川代表取締役は、「まだ改良の余地がある」との姿勢を示していたところ、これまでの赤南蛮から青南蛮に変えて香り付けし、身欠鰊から生鰊を10分ほど乾燥させたものにリニューアル。ピリ辛なので、酒の肴やご飯のおかずに合う。
 一方、新参画した株式会社NSニッセイ・松田さゆり専務取締役は、「小樽産の鰊をナラとサクラのチップで香り豊かにスモーク。調味料に小樽ワインを使い、すっきりとマリネ風に仕上げ、野菜で和えてマリネ風にしても美味しい」と太鼓判を押した。
 杉江委員長は、「小樽を訪れている観光客に、小樽の名産品の土産はどれと聞かれた時、”にしん漬けが良いよ”と勧められるような特産品に育てたい」と期待を寄せている。
 関連記事 関連記事