小樽の名物名所を発掘!"夢会議"開く


yumekaigi1.jpg 一般社団法人小樽物産協会と、小樽を素敵に生まれ変わらせる「小樽1♡8プロジェクト」が主催して、第1回目の小樽名物「夢」会議を、4月16日(日)14:00から17:00まで、小樽運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開いた。
 小樽市から、平成27年度から29年度まで、小樽産品商品力・販売力向上事業を受託遂行する一環として行われた。
 市民をはじめ、札幌や小樽近郊の小樽をこよなく愛する67名が12つのグループに分かれて、それぞれが思う小樽の魅力や知っている小樽、秘密の小樽を熱く語り合い、貴重な意見が集まった。
yumekaigi2.jpg 小樽市総合博物館・石川直章館長による「小樽らしさとはなにか」について語る基調講演と、「あなたにとって”残したい小樽”ってなんですか?」をテーマに、オフィスAZM代表・濱野まさひろ氏がコーディネーターを務め、未来に繋いでいくべきものは何か、参加者の思いを語り合うワークショップが開かれた。
 石川館長は、博物館職員の視点から小樽の歴史に残る小樽名物や名所について紹介した。
 昭和6年開港博覧会の資料から意外にも鯉料理が名物だったことや、色内と札幌間を走るはいから列車で販売する饅頭がはいから饅頭だったこと。甘納豆や今川焼きから、小豆や砂糖・菓子の材料が港に集まり手に入りやすく、小樽菓匠組合にも200件が加盟し、和菓子屋が活躍し、菓子産業が盛んだったという。
 モナカの皮を製造販売する店舗は、今では道内で3件。そのうちの2件が小樽にあり、道内のモナカの皮の製造を担っていることが語られた。その反面、ガンガン部隊など資料が残されていない名物や名所の所以については不明な点が多いことにも触れた。
yumekaigi3.jpg 「過去を振り返ると、色々な小樽の名物やイメージも様々であることが分かる。もっと知りたいことがあれば博物館を訪ねてもらいたい」と締めくくった。
 引き続き、ワークショップでは、濱野氏が、「あたなにとって残したい”小樽”とはなにか?」について、観光客にこっそり教えたい小樽の秘密について話し合い、メンバーを変えて、小樽の秘密の活かし方など、各テーブルで熱い意見が飛び交った。
 会話の中からキーワードを付箋に書き込み、同じキーワード同士で集まり、「13万人が総活躍都市」や「夢市場」、「旧手宮線にトロッコを走らせ隊」、「小樽の夜」など構想をまとめ、データとして保存。4月21日(木)に第2回目ステップ会議Part1を予定している。
 小樽在住の古村理美さんは、「小樽を愛してる人が集まり、意欲的な皆さんがいて小樽も良い方向へ行くと思った。私達のグループは、夜の小樽をテーマに話し合い、そこにはビジネスチャンスがあると思う」と話した。
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