老壮大学の集大成! どんぐり会水彩画展


 小樽市老壮大学水彩画科で学ぶ受講生の作品展「どんぐり会水彩画展」が、4月6日(水)から10日(日)まで、市立小樽美術館(色内2)1階市民ギャラリーと多目的ギャラリーで開かれている。同大学の受講生をはじめ、知人・友人、市民らが会場を訪れ、生き生きと描かれた作品に見入っていた。
0408donguri1.jpg 37回目となる作品展は、受講生28名の56作品と講師2名の5作品、遺作2品を展示。水彩画の持つ特徴を有効に活用し表現した多彩な作品が並び、見応えのある作品展。
 おおむね60歳以上の市民が学ぶ老壮大学は、昭和40年から開設。生涯学習を通じて心身共に健康の増進を図ることが目的。現在は6つの選択科目を設け、4月7日(木)に平成28年度の入学式が開かれスタートした。
 水彩画と油彩画を学ぶ水彩画科1は、小林達夫氏が講師を務め受講生17名。また、デッサンから静物や風景画までを学ぶ水彩画科2は、藤田勇一氏が講師を務め受講生22名。両方の受講生から作品を募り、どんぐりの背比べという意味から「どんぐり会」と名付け、1年間の集大成を合同で発表する場となっている。
0408donguri2.jpg 8日(金)に当番を務める水彩画科1の森田純子さんは、同会に入会して2年目。ふくっらと美味しそうなニシンの作品と、知床と初秋の旭岳の風景画2点を出展した。
 小林講師から「色を沢山使って、濃く塗ると説得力がある」と指導を受け、受講生全員が画展に応募する目標を掲げ、作品づくりに取り組んでいるという。
 ニシンを描いた作品は6点あり、それぞれに作者の作風が表現され、同じニシンを見ても捉えどころに違いがあって面白く、鋭い観察力と表現力を作品から感じることができる。
 受講生は「水彩画の色使いを観てもらいたい。閉じこもりがちにならず、一緒に楽しみながら絵を描きましょう」とPRした。
 福祉センターと日赤センターに分かれて週2回、9:30から11:30まで和気あいあいと水彩画を学び、天気の良い日は、写生会へ出かけ、今年は、バスで忍路への写生会を予定している。
 どんぐり会水彩画展 4月6日(水)〜10日(日)10:00〜17:00(最終日〜16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1・多目的ギャラリー 入場無料
 小樽市老壮大学