7年ぶりセイウチの赤ちゃん誕生!おたる水族館

 おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)は、4月6日(水)4:00に、海獣公園セイウチ館で、セイウチのウーリャ(24)が3例目の出産をし、元気な赤ちゃんが誕生した。
 3月末には、同母親から生まれたツララが、鳥羽水族館に嫁入りしたばかりで、セイウチの誕生に関係者は喜んでいる。
 誕生した赤ちゃんは、セイウチ館に暮らす、父親・ウチオ(26)と母親・ウーリャ(24)の子どもで、ウーリャは、平成14年に初産を経験、平成18年に死亡。この後、2度の死産を乗り越え、平成21年に2例目となるツララが生まれ、元気にすくすくと育ち、イルカスタジアムのショーに出演し、来館者の人気を集めていた。
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 担当職員の話によると、「検査でははっきり妊娠したのかが分からず、腹が膨らんでいるのを確認し、6日早朝に赤ちゃんが生まれた。出産に立ち会えなかったが、出産の状況は安産。母親が大事に守っているため、職員も近づかないようにしている。赤ちゃんの体重は、推定35kg・身長80cm前後。元気にお乳を飲んでいる」という。
 しばらくは、セイウチ館周辺に近づきすぎないようロープを張り、観覧規制をしているが、母親が落ち着いたら、解除する予定。ロープの外側からはそっと観るができる。
 ツララのようにショーに出るかなど、現時点では未定。母親が安定し、赤ちゃんに近づけるようになれば性別も判明し、名前についても公募にするかどうか決める予定。
 担当職員は、「しっかり育つことに専念したい」と話した。(写真・動画提供:おたる水族館)
 おたる水族館〜セイウチが出産しましたHP
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