最後の卒業式で3名巣立つ! 北手宮小

 小樽市内24の小学校の卒業式が、3月18日(金)から20日(日)にかけて開かれ、6年間通い慣れた学舎に別れを告げた。
 19日(土)には、市内17校の卒業式が行われ、北手宮小学校(梅ケ枝40・柴田眞公子校長)では、10:00から同校体育館で最後の卒業式が行われた。
0319kitatemiyasyo1.jpg 真新しい制服姿の6年生女子3名が、2年生から5年生6名の在校生に見送られ、涙を唆る式となった。
 同校の歴史は、1930(昭和5)年に北手宮尋常小学校が開校し、1947(昭和22)年に小樽市立北山中学校に校舎を移転し、1959(昭和34)年から小樽市立北手宮小学校となった。
 1935(昭和10)年には「第1回雪まつり」が開かれ、「雪まつり発祥の地」として校舎内に「雪まつり資料館」を開館。雪まつりと資料館をこれまで守り続けてきた。
 尋常小学校や国民学校などを合わせると、4,843名の卒業生を送り出し、伝統のある学校。学校統廃合に伴い3月末で閉校となり、第58回目の最後の卒業式が挙行された。
 卒業生の3名のうち、2名は末広中学校へ、1名は札幌の中学校へ進み、来賓・保護者・地域住民が晴れの日を祝福した。
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 柴田校長は、「卒業証書には、6年間の努力を称えるとともに、力強く羽ばたき、中学生としてさらに成長してほしいという願いが込められている。目の前の新しい世界に自信を持って立ち向かい、夢や希望は努力の先にある」と励まし、3名の卒業生ひとりずつに餞(はなむけ)の辞(ことば)を捧げた。
 「よびかけ」では、在校生から卒業生ひとりひとりへ、お世話になった話などの思い出を元気な声で発表した。卒業生も、在校生との思い出を語り、全校9名が力を合わせて過ごした日々が思い出され、涙がこぼれた。
 今後、24日(木)に修了式を行い、31日(木)をもって閉校となり85年の幕を閉じる。なお、20日(日)は、稲穂小学校と望洋台小学校で卒業式を予定している。
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