市議会第1回定例会 各常任委員会開く


 小樽市議会第1定例会の常任委員会が、3月16日(水)13:00から、総務・経済・建設・厚生に分かれて開かれた。
 総務常任委員会(山田雅敏委員長)は、共産党・民主党・公明党・新風小樽・自民党の順番で審議が進められた。
0316council.jpg 審議前に、各担当部局から、行政評価における市民参加の導入について、市政運営に対する市民の視点による点検・意見反映を進めるために行われることや、市が保有する公共施設等の現状と今後の課題について、日本ロジテック協同組合の電力供給事業からの撤退後の対応について、期日前投票所の増設については利便性を図るために、塩谷と銭函に平日2日間ずつ開設するなどの報告があった。
 市長と副市長に出席要求が出され、同定例会で何度も審議が行われた市長の後援会通信に関しての定例記者会見での訂正発言について、噛み合わない審議が続いた。
 新風小樽・安斎哲也議員の質疑で、市長部局の答弁調整のため、17:36に休憩に入り18:13に再開。19:44に閉会した。
 小樽市HPの1月29日の市長記者会見記録のコピーが公明党より資料要求された。それを照らし合わせ、斉藤陽一良議員の審議が続く中、市長は訂正する考えを曲げず、「錯誤なので答えらない」と繰り返す態度に、斉藤議員は憤慨。「小樽市の市長がすべきことではない、人間として信用を失う」と強く非難した。
 広報広聴課長は、「記者会見で、読んだと言っているけれど、概略を聞いたと注釈をする」と答弁した。

 また、斉藤議員は、「全体の流れから見て、市長と小樽ジャーナルの記者のやり取りは論争で、この論争の前提には読んだか読まないかで、だから記者が何度も読んだのかと確認している。後から読んでいないとしたならば、論争の大前提をひっくり返すこととなり、信用を失う。小樽の市長たる者がそういうことをすべきではない」と見解を求めた。
 市長は、「記者会見は市政の状況を伝える場。論争をしたくて記者会見をしたわけではない。斉藤議員とは考えが異なる」と依然結論が出ないまま。
 引き続き、安斎議員が「後援会通信に目を通したのはいつか」と尋ねると、「大枠を聞いたのは発行する前で、後援会通信を最初に読んだのは、記者会見の後で、本会議が始まる前」とあやふやな答弁をした。
 注釈なのか訂正なのかの質問には、注釈における訂正方法を検討しているとし、弁護士からは、録音テープがあるのならば、それを書き換えるのではなく、注釈に留めるべきとの話があったとした。

 また、手宮西・北手宮・手宮小学校の閉校式で、主催者の市長がスリッパ履き登壇したことで、PTAや保護者から、みっともないとの意見が相次いでいる件で、安斎議員が副市長に2度スリッパをやめるように伝えていたことについて質した
 マナーとして靴を用意するのが当たり前なのに、市長は「買いに行く余裕がなく、上靴は持っていなかった」と答弁。副市長は、「靴を用意するよう指示したが、どのようになったのかそれ以上強くは言えなかった」と答弁。安斎議員は、開校式にはしっかりと用意してもらいたいと要望した。
 また、安斎議員は、後援会会員が市長室に出入りしているが、慎重に対応すべきと指摘した。貸出しダンプ問題時や後援会通信で揉めてる時など控えるべきとし、12月から2月までの後援会幹部の入室状況を尋ねたが、資料を持ち合わせていないとし、調べるために休憩に至った。
 明日3月17日(木)13:00から、学校適正配置等調査特別委員会が開かれる。
 関連記事