紛糾する予算特別委! 答弁調整に2時間半休憩

 小樽市議会(横田久俊議長)の第1回定例会は、3月14日(月)13:00から、予算特別委員会(厚生・建設所管)を開き、公明党・民主党・新風小樽・自民党・共産党の順番で質疑が行われた。
 11日(金)の予算特別委員会に引き続き、「森井ひであき後援会通信」を巡る市長の記者会見での訂正発言が問題となり、「捏造だ、偽造だ、言論統制だ」と追及が続き、市長に納得のいく答弁が求められた。関連記事
 秋元智憲議員(公明)は、森井市長に言論統制について事例を上げての説明を要求し、2時間半に渡る休憩となり、16:30に再開。またも空転を繰り返した。
 斉藤陽一良議員(公明)は、「記者会見での内容を訂正しても無意味だ。市長が度々述べる『何かしらの錯誤』について、具体的にどのような錯誤が生まれ間違えたのか分かるように説明するよう」求めた。
0314coucil.jpg 市長は、「何かしらとは、その時のことを明確に思い出せず言い様がなかった」とし、相変わらず、同じ答弁を繰り返した。
 引き続き、秋元議員は、事実を変えることは捏造だと追及。市長は、「過去にも訂正を行っているが、私自身繰り返さないように取り組んでいるが、時には間違いがあり、訂正をお願いすることもある」と弁解。
 「マスコミの発言を、発言していない言葉に代えようとしていることは、捏造・改ざんであり、権力を持っている人が、小樽ジャーナルに訂正を申しれた時点で言論統制だ」と述べ、市長へ例を示して言論統制でないことの答弁を求めたが、市長の要領の得ない答弁が続き、休憩に入った。
 再開後、市長は、「小樽ジャーナルさんへの発言は、私への発言を受けた部分への訂正をお願いしたものであり、小樽ジャーナルさんの思想や意見などを表現する意味での言論を統制するものではなく、いわゆる言論統制の意味する強制や統制には全くあたらないものと考える。私の発言した部分は、今までの方法を鑑みながら、しかるべき方法で、訂正をさせていただきたい」と答えた。
 民主党・林下議員は、除排雪について質問。新年度の予算について、除排雪1億5,400万円の予算の意味について、財源不足隠しなのかを尋ねた。
 雪対策課長は、「28年度予算については、当面、3定までの予算を計上した。今シーズンの検証を行ったのち、改めて計上させてもらう」とした。
 市長は、「本体ならば1定の中で計上するものであるが、今シーズン終了後検証し、2定以降に提示したい」とした。
 また、市長が排雪をどんな判断から中断を指示したのか質問。市民からの問い合わせがあった事実を指摘したが、市長は、「中断を指示したことは誤解で、一度も指示していない。常々、現場の状況を確認しながら必要なタイミング、適切な時を職員とともに判断してきた」と答弁した。
 再三の質問でも市長は、「中断させたことはなく、適切なタイミングで排雪を入れた」との答弁を押し通した。
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