歯科衛生士へ新たな旅立ち! 16名が卒業

 小樽歯科医師会の小樽市歯科衛生士専門学校(稲穂2・角谷淳学校長)は、第47期生卒業証書授与式を、3月12日(土)13:00から、グランドパーク小樽(築港11)5階銀河の間で、卒業生16名、在校生37名・来賓・保護者約30名が出席して、旅立ちの日を祝った。
shikaeisei1.jpg 同専門学校は1967(昭和42)年4月に開校し、道内に現存する歯科衛生士専門学校では、2番目に古い伝統ある学校。歯科医師が自らのパートナーである歯科衛生士の育成に努めている。これまでに、約1,500名以上の卒業生を全道各地に送り出し、小樽市内に勤務の歯科衛生士のほとんどが本校出身で、地域医療に貢献している。
 式では、晴れの日に相応しい袴姿に着飾った16名の卒業生を、温かい拍手で迎え、華やかな雰囲気に包まれた。卒業生は、新たな出発に胸を踊らせながらも、3年間の思い出を振り返り、友人や恩師との別れを悲しんだ。
 角谷学校長からひとりずつ卒業証書が手渡され、努力した生徒には、学術優秀賞1名・皆勤賞2名・北海道私立専修学校各種学校連合会優秀賞1名・日本歯科衛生士会学生表彰1名が選ばれた。
 47期生は、角谷学校長が初めて学校長になった年に入学した学生達で、より思い出深い卒業式となった。
shikaeisei2.jpg
 告示の中で「医療従事者の心構えを1日も早く身に付け、新しい環境に対応してもらいたい。慈愛の精神に満ち、人間性豊かな歯科衛生士として、50年の歴史を持つ歯科衛生士専門学校の卒業生であることを誇りに持ち、夢と希望を持って地域医療の発展に寄与してもらいたい」とエールを贈った。
 在校生を代表して上谷綾香さん(2年)は、「4月から社会人として学校で学んだことを活かし、様々な場面で活躍することを祈ります」と送辞を述べた。
 卒業生を代表して佐藤元美さんは、涙ながらに答辞を述べ、「3年間の思い出は、私の人生の宝物。大切な時間をクラスのみんなで過ごすことができ良かった。皆さんが私達に多くの勇気と自信をつけてくれた。立派な歯科衛生士になって沢山恩返しさせてください」と出席者の涙を誘った。
 卒業生16名は、市内の歯科医療現場に11名、市外には5名の就職が決定して、3月28日(月)の歯科衛生士国家資格の発表が行われる。
 小樽歯科衛生士専門学校