ブルーの空に浮かぶ富岡聖堂 あかりの路会場

 小樽の高台に建つカトリック小樽教会・富岡聖堂(富岡1・オール・フランソワ・ザビエ主任司祭)は、小樽雪あかりの路「あかりの路会場」を、2月13日(土)・14日(日)の2日間、17:00から19:00まで実施している。夕暮れ時、ブルーの空に浮かぶ教会の姿は幻想的で、人気の撮影スポットとなり、注目を集めている。
yukiakaritomioka1.jpg 昨年4月、市内のカトリック住ノ江教会とカトリック富岡教会が統合し、カトリック小樽教会がスタートした。司祭の減少や少子高齢化の影響が教会にも及び、統合の必要性は否めず、統合について検討を進めていた。統合後初めてのあかりの路会場が開かれた。
 今年は、11日から同教会の関係者が、スノーキャンドルや会場作りに取り掛かった。雪だけで作るスノーキャンドルにこだわり、70個のキャンドルを教会前庭の雪の壁に穴を掘って設置。前庭中心部にはハート型のオブジェを制作した。聖堂では、ワックスボウル等の60個の灯りが点され、神聖なる場所にも幻想的な光景が広がった。
yukiakaritomioka2.jpg 初日の13日(土)は、風もなく穏やかな好天となり、16:00頃から、ブルーの空に浮かび上がる同教会を写真に収めようと、各地から写真愛好家がぞくぞくと集まり始めた。教会の関係者7名が、スノーキャンドルの形を整えたり、ロウソクを設置して、17:00時少し前に点火し始めた。
 ちょうど良い暮れ時には、ずらりと三脚付きのカメラが並び、撮影に没頭するカメラマンの姿も見られた。
 13日(土)18:30から、オール主任司祭も参加して、テゼの祈り(短い歌と黙想による祈り)が聖堂で行われた。来場者には、甘酒などの温かい飲み物のおもてなしがあった。
 同教会の聖堂は、見学ができるよう常時開放している。14日(日)も17:00から19:00まで灯りが点される予定。
 カトリック小樽教会HP
 関連記事1 関連記事2