雪あかり関連"むかしのポスター展" 金融資料館


shirupoto.jpg 日本銀行旧小樽支店金融資料館(色内1)は、小樽雪あかりの路に合わせた企画展「知るぽると むかしの貯蓄推進ポスター展」を、2月5日(金)から16日(火)まで、同館1階「い号」の金庫室内で実施している。
 知るぽるととは、金融についての知識普及活動を行っている金融広報中央委員会の愛称で、1952年(昭和27)年に、貯蓄増強中央委員会として設立し、暮らしに身近な金融に関する幅広い広報活動を行っている。
shirupoto1.jpg 同ポスター展は、昭和20年から30年にかけて、「知るぽると」などが行った貯蓄を推進するポスター9枚を展示し、全国各地から集めた使用済みの銀行券を再利用した貯金箱や固形燃料・トイレットペーパー・扇子・うちわなど、16点を展示している。
 また、重さを体験するコーナーでは、12.5kgの「金塊」(5,800万円相当)や五十両包みの小判のレプリカを展示。来館者は、実際に持ち上げて重さを体感していた。
 1階館内を案内するガイドツアーを、毎日14:00と15:00に、30分ほど実施している。
 その中で、小樽市総合博物館(色内2)運河館のトピック展「星の砂の仲間たち~小さな化石・有孔虫」の中で紹介している、原生動物有孔虫のフズリナ(石灰岩中に現れる化石)を、同館1階の営業場カウンターに使われている大理石の中に見つけることができる。
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 旧小樽支店は、レンガ造りの壁にモルタルを塗った石造り風の外観。銅葺きの屋根とともに銀行建築らしい重厚な印象を与えている。2002(平成14)年9月に営業を停止するまで、地方経済の発展に重要な役割を果たした。同年には市指定有形文化財に指定され、2003(平成15)年 5月からは、金融資料館として無料公開されている。
 同館・神勝彦統括は、「毎日実施のガイドツアーを合わせて、この機会に、多くの方にご覧いただければ」と話した。
 知るぽると むかしの貯蓄推進ポスター展 2月5日(金)〜16日(火)10:00〜17:00
 2/6(土)・11(木)・13(土)は19:00まで延長・入館料無料 水曜休館
 問合せ:0134-21-1111
 金融資料館HP
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