日頃の修練を発揮! 勧仁塾空手大会

 爆弾騒ぎで中止となった第40回勧仁塾道場杯争奪空手道選手権大会(12月7日開催)で、未終了分の組手の試合が、2月7日(日)13:00から、小樽市教育委員会(花園5)庁舎付属屋内運動場で行われた。
kanjinjuku1.jpg 小樽をはじめ、余市・岩内・札幌・千歳・恵庭・・函館の小学生から高校生までの空手道場に通う選手約120名が出場し、熱き戦いが繰り広げられた。
 開会式で、選手一同が整列する中、山村弘一大会長(北海道勧仁塾道場主席師範)は、「選手の皆さんは、最後まで正々堂々と競技を展開し、頑張ってください」と激励した。
 森井秀明市長も駆けつけ、「皆さんが今日まで日々鍛錬された成果を発揮されることを期待する。優勝目指して頑張ってもらいたい。爆弾事件が二度と起こらないことを祈り、皆さんが避難する場所の段取りが悪かったと聞き、このような状況が起こらないようしっかりと取り組んでいきたい」と詫びた。
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 会場では、2つのコートを設置し、小学1〜2年男子と小学3〜4年男子の競技を13:30から開始した。その様子を、大勢の保護者や道場関係者が見守り「がんばれ!」と応援する声が飛び交った。公認審判員5名が、厳しい表情で試合を見つめ、旗を上げて勝敗を示し、観客からため息や歓声が沸き起こった。
 組手とは、2人が組となり空手の技を掛け合う競技で、足払いや中段蹴りなどの技をかけ、勝敗を目的に競技を行う。
 低学年の試合では、胴着を着た選手が緊張した面持ちで向い合い、気合を込めて競技を展開。可愛らしい掛け声ともに技を決め、悔し涙を流す選手も見られ、熱戦が続いた。
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 トーナメント制で進められ、決勝戦では、見守る保護者にも緊張が走り、審判員の判定が下されると、会場はざわめいた。
 小学3〜4年の上級男子の部で優勝した榊雄大君(札幌手稲鉄北小4年)は「初めて優勝し嬉しい。練習が大変だったけど、成果を出すことができ楽しかった。黒帯を目指したい」と話し、母親は「小学2年生から始め、週5日6:30から9:00まで練習をしている。ママの誕生日プレゼントに優勝してねと励ました」と話し、良いプレゼントを喜んでいた。
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