図書1,000冊ずらり!塩谷小でブックフェスティバル


 小樽市立塩谷小学校(渡辺秀行校長・全校児童91名)で、学校ブックフェスティバルが、2月3日(水)9:50から開かれ、図書の貸出しと合わせて、大型絵本やエプロンシアターなどの読み聞かせも行われた。主催は、北海道道立図書館(江別市文京台)・小樽市教育委員会。
shouyabookfes3.jpg 同校体育館の床に広げられたシートの上に、北海道道立図書館の児童図書約1,000冊を並べ、児童が自由に読みたい本を選び、5冊まで1ヶ月間貸出された。貸出しはできないが、飛び出す絵本80冊も持ち込まれ、自由に見ることができた。
 道内には、図書館が無い市町村が半分以上あり、子ども達が本に触れるきっかけにと、図書館・学校・ボランティアが協力。同図書館の市町村活動支援図書事業の一環で実施されている。
shouyabookfes1.jpg 市内では、2012(平成24)年7月に緑小学校、2013(平成25)年2月に花園小学校、9月に稲穂小学校、2014(平成26)年1月に望洋台小学校、2015(平成27)年に忍路中央小学校で開催された。
 貸出しに先立ち、小樽市立図書館職員による、節分に合わせた大型絵本の「ないたあかおに」の読み聞かせや「ビスケットになった魔女」のエプロンシアターなどが行われ、児童は熱心に物語に聞き入った。
 その後、注意事項が伝えられ、本の貸出しがスタート。一斉に、本に駆け寄り、読みたい本を手にとりページをめくりながら、借りる本を探した。5冊選んだ児童は、貸出しコーナーで図書館職員のチェックを受け、貸出しが完了した。
shouyabookfes2.jpg 児童らは、会場のあちらこちらに座り、待ちきれずに本を読み始めたり、飛び出す絵本コーナーのからくり絵本を楽しんだり、沢山の本に囲まれ目を輝かせていた。
 渡辺校長は、「最近では本を読む子どもが少なくなり、本校でも課題となっている。この機会を通じて、本の素晴らしさに気づいてもらいたい。読み聞かせでは、真剣に聞き良い表情をしていた。良い本に出会えればと思う。校内の図書館の利用者も少ないので、これをきっかけに、足を運んでもらいたい」と話した。
 5年生の図書委員の女子は、「歴史や科学系、小説を借りた。本が大好きなので、沢山の本が読めて良かった。読みたい本が見つかった」と笑顔で話した。
 今日貸出された本は、1ヶ月後に、移動図書館車で回収する。
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