伊藤整詩集"雪明りの路"紹介 小樽文学館 (2016/01/23)

 第18回小樽雪あかりの路(2月5日~14日)の開催に合わせ、1月23日(土)から2月28日(日)まで、伊藤整詩集"雪明りの路"ミニ展示が、小樽文学館(色内1)展示室で始まった。

 同イベントの名称の由来となった詩集「雪明りの路」の初版本をはじめ、直筆の原稿用紙や詩を綴ったノート、詩集の背景となる大正15年頃の自宅での整や友人との写真を展示し、まつわるエピソードを紹介している。

miniitosei1.jpg 同館・亀井志乃学芸員によると、小樽雪あかりの路のイベントの知名度は広がっているが、その由来となる詩集のどの箇所からきているのか、詩集について紹介。伊藤整の常設展示の他に、詩集が出版された背景について、整との2人の親友についても紹介している。

 小樽を代表する文学者の伊藤整(1905~1969)の処女詩集「雪明りの路」は、小樽市で過ごした大正15年12月に、整の同僚の父親が営む小樽にあった印刷所で印刷し、自費出版されたもの。

 詩集は116ページ。夢と幻想の美しい四季折々の詩が収録され、同学芸員が四季に分類してみると、春22編・夏12編・秋9編・冬26編・どちらにも含まれないもの47編があった。

 整が中学3年生の頃、小樽に向かう通学列車の中で、鈴木重道(のちの歌人・北見恂吉)から島崎藤村の詩集を貸りたのをきっかけに、詩の世界へ。1学年先輩の小林多喜二と並び小説や西洋詩の原文をを熱心に読んだ。また、若手歌人の川崎昇とも列車の中で知り合い、短歌と詩と雑誌「青空」を一緒に出し、どちらも生涯に渡る親友となる。

miniitosei2.jpg 自伝的な小説「若い詩人の肖像」の中に、人見知りの自分が、鈴木重道や川崎昇と出会えたのは幸運なことであり、この2人は、自分より心の広い、気持ちの温かい本当の人間と書かれている。タイトルの「雪明りの路」の「路」の文字は、整は「道」としたが、川崎の薦めで「路」の文字が使われたなどのエピソードを紹介。

 亀井氏は、「塩谷に育ち学ぶ青年の胸の中で、詩の世界が育ち、純粋で北海道らしくロマンチックな詩情や美しい情景、心のふれあいがあり、詩という言葉の結晶を作っていった。この機会にぜひ見ていただきたい」と多くの来場者をと呼びかけた。

 伊藤整詩集「雪明りの路ミニ展示 1月23日(土)〜2月28日(日)
 小樽文学館(色内1)展示室 月曜日、2月16日(火)休館
 入館料:一般300円・高校生・市内高齢者150円・中学生以下無料

 企画展「正岡子規と植物の絵」 2月5日(金)〜3月27日(日)

 小樽雪あかりの道に合わせ、2月6日(土)・7日(日)は20:00まで夜間開館する。

 小樽文学館

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