マジプロ2015最終発表会! 地域の活性化策を模索 (2016/01/16)

 小樽商科大学(緑3)の学生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト「マジプロ2015最終成果発表会」が、1月16日(土)13:30から、小樽運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで行われ、3部構成で対談し市民や関係者約100名が来場した。

2015majipro2.jpg 第1部ではマジプロOBがマジプロで得たもの語り、第2部は現履修生15名(2年生)が4つのテーマに取り組んだ経過や成果を発表。第3部トークセッションではマジプロを検証し、今後について対談した。

 マジプロは、地域と大学の協働により学生が主役となった地域活性化プロジェクト(地域連携インターンシップ)。2008年から始まり、翌年から地域連携キャリア開発として正課科目となり、今年で8期目(正規開講7年目)。

 小樽の活性化をねらいとした課題に取り組み、地域の企業等と共にプロジェクトを進める活動を通じて、学生の実践力を高めることを目的としている。これまでに、1期から7期まで322名、今年度の8期15名が参加し、次期の9期は23名の学生が参加する予定。

 第1部オープングセッションでは、マジプロ前年履修学生や元マジプロコーディネーターの湯谷拓郎さんに、取り組みや苦労話、役立ったことについて質問。前年履修生は、「考えてから行動することや、やり遂げることの大切さを学び、諦めずに挑戦し続けることもマジプロを通じて学んだ」と述べた。

2015majipro1.jpg 第2部は、現履修生による4つのプロジェクトの成果を発表し、外部コメンテーターから厳しい質問や意見が飛び交った。

 NTTタウンページにスポットを当てた「しりべしの魅力発見・発信」は、学生5名が、昨年8月から取り組んだ経過を報告した。

 携帯電話が増え固定電話が減少し、広告費の減少などからタウンページの発行部数も減少。後志の若い世代をターゲットにし、蘭越高校の進学状況を調べると、多く人が後志の外へ就職することが分かった。タウンページの部数を増やし、後志に就職するよう2つの課題に取り組んだ。後志に誇りと愛着を持って仕事をする人を紹介し、さらに後志で暮らすことを考えさせるような特集を掲載し、表紙のデザインも工夫しインパクトを与える。

 今後、1月末か2月上旬まで取材を行い、タウンページと打ち合わせを重ね、後志人4名を紹介する記事を作成し、今年12月の発刊に合わせる。

 コメンテーターからは、「タウンページを読んでいる人は、どんな意図で読み、何を求めているか把握しているのか?読んでいる人は何を求めているか分析すれば、わざわざアプローチしなくてよいのでは?」と厳しい意見が示され、学生からは回答が得られなかった。

2015majipro3.jpg 紙媒体を使用する人は、スマホやインターネットに手を伸ばさない人、強みにリンクするのか弱みにリンクするのかで、弱みにリンクしたことで成功すると、とても面白いことだと思うが、後志で働く人が増え人口も増えるとタウンページも減少しない思考が飛びすぎでは?との指摘もあった。

 担当学生の1人は、「強みか弱みかとなれば、若い人達に紙媒体のタウンページの利用を定着させ、弱みをなくしてもらいたい思いがある」と述べ、コメンテーターや来場者の意見を参考に今後に活かすとした。

 「ソーシャルメディアの活用」は、札幌ビールが運営する北海道の魅力を発信する「北海道Likers」に特集記事を配信するもの。昨年8月から始め、企画書を提出し、北大やサッポロビール園、中島公園などへ出向き、五稜星のついている歴史的建造物を取材して掲載し、街歩マップと連動させる。12月にサッポロビールとの打ち合わせを行い、3月中旬から配信を予定し、同時に街歩きマップを配布し連動させる。

 藤田朱里さんは、「11月に中間報告もあり、そこでも大人から厳しい意見があり、それがあって成長できたと思う。本日指摘があったように、3月中旬の掲載を変更し、早められるようにしたい」と話し、渡邊裕樹さんは、「今のうちに失敗を学び成功が得られ、貴重な体験」と話した。

2015majipro4.jpg 他にも、余市道の駅を活用しようと、余市観光協会と話し合い、道の駅の問題点を解決し新しい役割を見つける「地域交流拠点のリノベーション」では、併設の宇宙記念館の協力を得て、「道の駅から未知の駅へ」を開催。

 プラ寝たリウムやジェルキャンドル作り、カフェを実施し、目標の200名に達しなかったものの通常より多い138名が来場した。

 また、小樽のリピーターになってもらうために運河やガラス以外の魅力を6秒の動画サイト「vine」で発信する「6秒で伝える!小樽の魅力」についての報告もあった。おたる水族館の魚等の6秒動画(vine)を投稿し、1月15日から31日までコンテストを実施中。

 来場者からは、「社会人と一緒に仕事をするには、真剣に取り組んでもらいたい」と厳しい意見もあった。

 第3部のトークセッションでは、担当の小樽商科大学・大津晶准教授と小樽市総務部企画製作室・冨樫誠氏、NPO法人北海道エンブリッジ代表理事・浜中裕之氏が参加し、地方創生と大学の工夫すべきことなどについて対談した。

 すでに始まっている同大1年生が取り組む次期テーマ6つを発表。
 ◎梁川通りの活性化
 ◎小樽の食文化の情報発信と認知度の向上
 ◎小樽観光客の満足度向上
 ◎社会教育充実
 ◎本気MOTTAINAI(仮)
 ◎ヘルスツーリズムの推進

 大津氏は「この授業を通じて、学生が直接自分の力を伸ばし成長することもとても大事なことだが、地域に大学があるってこういうことなんだと感じることが、とても意味のあること」と話した。

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