年末の食品の値上げをチェック!消費者協会


1228shijoutyousa1.jpg おせち料理や雑煮などに使われる食品12品目の価格の動向を調査する「年末食品試買調査」が、12月28日(月)10:00から消防庁舎(花園2)6階講堂で開かれ、昨年末や先月の価格と比較して動向を調査した。
 主催する小樽消費者協会(星功会長)の調査部が中心となり、同協会会員の10名が、手宮から銭函までの市場とスーパー10店舗に行き、長ネギ・ほうれん草・大根・三つ葉・竹の子(水煮)・里芋・ごぼう・にんじん・みかんの9品目を試買し会場へ持参。鶏もも肉・豚肩ロース肉・卵の3品目については、価格などを見て調査し報告した。
 同調査は、1968年の同会発足当時から行われ、今年で48回目となる。おせち料理で使用する食材の便乗値上げがないか、毎年の年末の商品価格が家庭に与える影響などを調べるために実施。継続して行われているため比較ができ、消費者へ物価を知らせる手伝いとなり、調査結果をグラフにし価格の推移が分かる。
1228shijoutyousa2.jpg 会場に、会員らが試買した食品が次々と持ち込まれた。食品は、ビニール袋から出し、葉の部分を切り落とされ、市の生活安全課職員が計量を担当。同協会勝又英夫事務局長が調査したデータをパソコンに入力しまとめた。
 11月27日の事前調査した結果と、昨年の12月26日の価格と比べると、12品目の中で、前年より値上げしている品目は、三つ葉の27.4%がトップで、次に里芋17.1%。値下げした食品は7品目あり、10%と小幅であるが、全体的に値下がり傾向。里芋以外の根菜(大根・ごぼう・人参)は、昨年に引き続き5%の値下げ。みかんは10%の値上げとなる結果となった。
 調査員は、「11月と比べると三つ葉は値上がりしていた。市内の市場では、ごぼうや里芋など良い品物が手に入る」と話した。
 勝又氏は、「11月から12月にかけての食品の値上がりを調査し結果を公表。牽制に繋がればと思う」と話した。
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